こんにちは
コーヒーとスイーツを愛するブロガーKすけ(@desertandcafe)です。
カフェインを控えたい時、苦みの少ない焙煎度の浅いコーヒー豆を選ぶ方がいるかもしれません。
ですが、実は豆1粒当たりでみると、深煎りの豆の方がカフェイン量は少ないってご存じですか?
今回は浅煎りの豆と深煎りの豆のカフェイン量について、お話ししたいと思います。
焙煎度とカフェイン量の関係性を知って、正しくコーヒー豆を選べるようになりましょう。
今回の結論はこちらです(^^♪
- カフェインは加熱すると減少する
- 豆1粒単位では深煎りの方がカフェインが少ない
- 豆の計量の仕方によって、粒の数が違うので、量り方によってはカフェイン量はほとんど変わらない
- カフェインが少ないコーヒーが飲みたければ、デカフェ(カフェインレスコーヒー)がおすすめ
カフェインってどんなもの?

カフェインとはコーヒー豆や茶葉などに含まれる天然成分です。
コーヒー、お茶、コカ・コーラ、チョコレートなど、様々な飲食物に含まれています。
人体がカフェインを摂取すると、疲労や眠気の軽減といった覚醒効果や、集中力の向上など、様々な影響があります。
勉強や仕事を頑張りたい時などはコーヒーを飲んで気合を入れる、なんて人もいると思います。
ただ、いいことばかりではなく、カフェインを摂取しすぎることによって、不眠症や高血圧、頭痛やめまいなどの悪影響を及ぼすこともあります。
また、上記のような辛い症状を緩和しようとして、さらにカフェインを摂取することにより、カフェイン中毒になってしまうこともあります。
摂取のし過ぎには注意したいところですね^^;
焙煎度ってなに?

私たちが普段目にしているコーヒー豆は、焙煎(加熱して煎る)という工程を経て、お店に並ぶことがほとんどです。
焙煎をすることで、コーヒー豆の中ではメイラード反応を始め、様々な化学反応が起きて、コーヒーらしい風味が作り出されます。
そして、その焙煎をどれくらいの時間行うかによって、コーヒー豆の焙煎度、ひいてはコーヒーの風味の方向性が決まります。
一般的に、焙煎の時間を短めにすると酸味が強調される浅煎り、反対に焙煎時間を長めにすると苦味が強めに出てくる深煎りになります。
焙煎度とカフェイン量の関係性

深煎りのコーヒーは苦味が強いので、浅煎りの豆で淹れたコーヒーよりもカフェインが多いと思っている方は多いかもしれませんが、実はそうでもないんです。
まず、カフェインは熱に弱いという特性があります。
コーヒー豆を焙煎し、178℃に達すると、カフェインは少しずつ減っていきます。
ですので、1粒1粒の豆で見た時には、浅煎りの豆の方が深煎りの豆よりカフェイン量は多いといえるでしょう。
しかし、焙煎を進めていくと、カフェインだけではなく、豆に含まれていた水分も蒸発し、そして豆自体が膨らみます。
この内容がどう関係するのか、答えは計量の方法によってわかります。
自宅でコーヒーを淹れるときに、浅煎り豆と深煎り豆を同じスプーンを使って計量した場合、深煎り豆は豆自体が膨張しているため、浅煎り豆と比べてスプーンに入る豆の数が少ないです。
そのため、カフェインの量も浅煎り豆で淹れたコーヒーより少ないといえるでしょう。
ではグラム(重量)を量って淹れた場合はどうでしょう。
スプーンを使って計量した場合は「容積」での計量となりますが、「重量」を量った場合のカフェイン量は浅煎りと深煎りで大差ありません。
これは深煎り豆の方が、長時間焙煎していることによって水分が蒸発し、重量が軽くなっていることにより、同じ重量にしようとしたときに浅煎り豆よりも豆の数が多くなるためです。
スプーンを使って計量した場合
浅煎り≧深煎り
重量を計量した場合
浅煎り≒深煎り
粒当たりのカフェイン量は深煎りの方が少ないですが、豆が多く入ることによって、カフェイン量は浅煎りと同じくらいになるということですね(^^)
まとめ~コーヒー1杯のカフェイン量は、重量で量った場合はあまり差がない~

まとめいきましょう
- カフェインは加熱することで減少する
- 浅煎り豆の方が深煎り豆よりカフェインが多い
- 計量の仕方によって、コーヒー1杯分のカフェイン量は変わる
カフェインは熱に弱く、178℃まで加熱すると徐々に減っていきます。
深煎り豆の方が浅煎り豆よりも長い時間、加熱(焙煎)していますので、豆1粒1粒に含まれているカフェインが減っています。
これが浅煎りの方が深煎り豆よりカフェインが多いと言われる所以です。
そして、コーヒー豆は焙煎を深くすることによって膨張します。
ですので、スプーンを使って計量した場合、浅煎り豆よりも深煎りの豆の方が、粒の量が少なくなり、コーヒー1杯当たりのカフェイン量は少ないということですね。
ですが、スプーンではなく重量を計量した場合、深煎り豆は水分が蒸発していることで軽くなっていますので、同じグラム数を取ろうとすると、浅煎り豆よりも深煎り豆の方が、粒の量が多くなります。
豆1粒当たりのカフェイン量は減っていますが、使用する粒の量が増えるため、コーヒー1杯当たりのカフェイン量は、浅煎りと深煎りではほとんど差がないのです。
スプーンを使って計量した場合
浅煎り≧深煎り
重量を計量した場合
浅煎り≒深煎り
深煎りの豆をスプーンを使って計量すれば、多少カフェイン量は抑えられるかと思います。
ですが、そこまで大きな差にはなりませんので、カフェインの摂取量を抑えたければ、ローカフェインのコーヒーや、カフェインを取り除いているデカフェ(カフェインレスコーヒー)を飲むことをお勧めします。
最近はデカフェも美味しくなってきていますので、一度試してみてはいかがでしょうか(^^)
それでは、楽しいコーヒーライフをお過ごしください(^^♪