【浅煎りと深煎りで違う?】意外と知らないコーヒー豆のカフェイン量の秘密

こんにちは
コーヒーとスイーツを愛するブロガーKすけ(@desertandcafe)です。

 
ネコさん
浅煎りと深煎りのカフェイン量って違う?
カフェインが少ないコーヒーが飲みたい

カフェインを控えたい時、苦みの少ない浅煎りコーヒーを選ぶ方がいるかもしれません。

ですが、実は豆1粒当たりでみると、深煎りの豆の方がカフェイン量は少ないってご存じですか?

 
Kすけ
苦い方がカフェイン多そうって思いますよね。

この記事では浅煎りの豆と深煎りの豆のカフェイン量について解説します。

焙煎度とカフェイン量の関係性を知って、正しくコーヒー豆を選べるようになりましょう。

  • カフェインは加熱すると減少する
  • 豆1粒単位では深煎りの方がカフェインが少ない
  • 豆の計量方法によっては、浅煎りと深煎りのカフェイン量はほぼ変わらない

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焙煎度によってカフェイン量は変わる

深煎りのコーヒーは苦味が強いので、浅煎り豆で淹れたコーヒーよりカフェインが多いと思っている方は多いです。

ですが、実は豆1粒単位で見たときには、浅煎り豆より深煎り豆の方がカフェイン量は少なくなります。

ただし、コーヒーを抽出するときは、豆の計量方法によって違いが出ることがあります。

カフェインは熱に弱い

カフェインの昇華温度は178℃です。

ですが、実際には130℃くらいからカフェインは少しずつ減っていきます。

コーヒー豆の場合、窯の温度を170~180℃くらいで焙煎を開始し、最終的に200℃を超えることも(焙煎する人にもよりますが)。

そのため、焙煎時間を長くするほど、カフェインは昇華していきます。

 
Kすけ
深煎りの方が加熱時間が長いので、カフェインは減っています。

ですので、豆1粒で見たときには、浅煎りの豆の方が深煎りの豆よりカフェイン量が多いんです。

計量方法によってカフェイン量が違う

浅煎り豆と深煎り豆を同じスプーンを使って計量すると、深煎り豆の方がスプーンに入る豆の絶対数が少なくなります。

豆は焙煎が深くなることで膨らみ、体積が大きくなるからです。

深煎り豆の方がカフェイン含有量は少ないので、同じ方法で豆を量ってコーヒーを淹れた場合、抽出されたコーヒーのカフェイン量は深煎りコーヒーの方が少ないといえます。

 
Kすけ
カフェイン量も少なく、豆の数も少ないので、深煎りコーヒーの方がカフェイン量が少なくなります。

こちらは同じスプーンを使って摺り切りで量った際の、豆の粒の数の違いです。

左の浅煎り豆は85個、右の深煎り豆は75個という結果でした。

同じ計量スプーンを使ったら、浅煎り豆は85個、深煎り豆は75個だった

では、重さを量った場合はどうでしょうか。

実は「重量」を量った場合のカフェイン量は浅煎りと深煎りで大差ありません

深煎り豆の方が焙煎時間が長いことで、水分は蒸発して重量が軽くなります。

浅煎り豆と同じ重さで量ったとき、深煎り豆の方が豆の数が多くなるため、全体でみるとカフェイン量にはあまり差が出ません

 
Kすけ
焙煎によってカフェインは昇華するといいましたが、実はそこまで大きくは減少しません。

以下は浅煎りと深煎りの豆を10gずつ計量したときの画像です。

容量が同じカリタのスプーンに入れてみると、深煎りの方が多く見えますよね。

1粒当たりのカフェイン量は深煎りの方が少ないですが、豆が多く入ることによって、カフェイン量は浅煎りと同じくらいになります。

同じグラム数を計った場合、深煎りの方が多く見える

スプーンを使って計量した場合のカフェイン量
浅煎り≧深煎り

重量を計量した場合
浅煎り≒深煎り

ただし、厳密にいうと、カフェイン含有量は豆の種類や環境などによって変わります。

同じ種類・産地・ロット同士の豆なら上記は当てはまりますが、例えばアラビカ種とカネフォーラ種ではカフェイン量が違うので、ご注意ください。

余談:スプーンによって一度に計量できる量が違う

コーヒーミルやドリッパーを購入した際に計量スプーンが付いてくることがありますよね。

実はスプーンによって、一度にすくえる豆の量が違うのはご存じでしょうか。

同じ豆を3種類のスプーンで計量した結果は以下の通りでした。

カリタが8.5g、ハリオが10.1g、無名のスプーンが5.4g

左から、カリタ・ハリオ・よくわからないスプーンです。

推測ですが、メーカーによって理想とする豆の量が異なるため、こういった差が出るものかと思います。

家に複数のスプーンがあって、毎回違うスプーンで計量している方は、味が安定しない原因の1つになっているかもしれませんよ。

 
Kすけ
味を安定させたかったら、まずは豆、水の量を量りましょう。

関連記事:コーヒーをおいしく淹れるためのコツ

カフェイン量が少ないコーヒーが飲みたいときはデカフェがオススメ

カフェインの量が気になる方には、デカフェ(カフェインレスコーヒー)がオススメです。

浅煎りも深煎りも、多少の差はあったとしても、カフェイン量の差は微々たるものです。

小さな差を気にするより、最初からカフェインが少ないコーヒーを飲んだ方が気が楽になります。

 
Kすけ
デカフェならカフェイン量なんてあんまり気にしなくていいです。

デカフェならカフェインは少なくとも90%以上カットされています。

カフェインを抑えたい方でも気軽にコーヒーを楽しむことが可能です。

昨今ではカフェイン除去技術も進歩していて、おいしいデカフェもたくさん販売されています。

以下の記事でこれまで実際に飲んだデカフェのオススメをまとめていますので、ぜひご覧ください。

関連記事:デカフェ好きが選ぶデカフェ豆7選

まとめ~浅煎りも深煎りも重量で量った場合はカフェイン量の差はあんまりない~

コーヒー豆単体で見れば、加熱時間が長い深煎りの方がカフェインは減少しています。

ですが、その分重量も減っているため、豆の重さを量ってコーヒーを淹れた場合、浅煎りも深煎りもカフェイン量にはそんなに差がありません。

 
Kすけ
カフェイン量を気にして焙煎度で豆を選ぶのは、あまり意味がないように思います。

カフェインの摂取量を抑えたければ、デカフェを飲むことをオススメします。

最近はデカフェもおいしくなってきていますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

普通のコーヒーとそん色ないデカフェが楽しめますよ。

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