初めてのドリッパーはどう選ぶ?見た目にこだわってハンドドリップを楽しもう

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こんにちは
コーヒーとスイーツを愛するブロガー Kすけ(@desertandcafe)です。

「コーヒーのハンドドリップを始めてみたい!」
「でもドリッパーっていろいろ種類があって、どれを使えばいいかわからない」

こんな悩みをお持ちの方は多いんじゃないでしょうか。

なんせわたしもそうでした(笑)

いろいろ試してみて思うのは、正直最初は何買ってもいいんじゃないかと。

ドリッパーが違うことによる風味の違いとか、わかる方もいるかもしれませんが、ハンドドリップ始めたての多くの方はわからないんじゃないでしょうか・・・

ですので、自分が使っていて楽しいもの、モチベーションが上がるようなものを使うのが正解だと、わたしは思っています。

風味の違いがだんだんわかるようになってきて、もっと違う風味を出したい!って思ったら買い換えればよいかと。

ですが、そもそもどんな種類があるのかを知らないと、最初の1個を選ぶことすらできませんよね。

なので今回は王道のドリッパーから見た目重視のドリッパーまで、いろいろなドリッパーをご紹介します。

自分好みのドリッパーに出会えるといいですね(^^♪

ドリッパーに関する知識

種類

ドリッパーの形状は大きく分けると円錐形と台形の2種類です。

左:台形 右:円錐形

円錐形のドリッパーはドリッパーの底に大きな穴が1つ、ポツンと開いているタイプが多いです。

注いだお湯がコーヒー粉を通って、真っすぐにマグやサーバーに落ちていきますので、さっぱりした味わいになりやすいですね。

対して台形のドリッパーは底に小さめの穴が開いています。
穴は1つ~複数個開いていますが、穴自体が小さいので、注いだお湯はドリッパーの底に溜まってから下に落ちます。

注いだお湯の量に関わらず、穴を透過するスピードが一定に保たれますので、比較的安定して同じ味を出しやすく、初心者でも扱いやすいドリッパーかと思います。

左:3つ穴 右:1つ穴

リブ

リブというのは、ドリッパーの内側についている溝のことです。

ドリッパーによって、リブの深さ、数、長さなどが違います。

これでなにが変わるのか。

リブがあることによって、ペーパーフィルターとドリッパーの間に隙間ができ、お湯の流れを調節してくれます。

そしてコーヒー粉へのお湯の浸透の仕方、透過する速度などが変わることで、抽出されるコーヒーの風味に影響するのだとか。

各メーカーさんがたくさん研究を重ねて、「うちのドリッパーはこういう風味を追求したのだ!」となるように作っていらっしゃいます。

が、ぶっちゃけ使ってみないとわからないですよね・・・(メーカーさんすみません。)

材質

材質が変わることによって、抽出されるコーヒーの風味に影響はほとんどないと思います。

よくみるのは以下の材質のものですね。

  • 陶器
  • プラスチック
  • ガラス
  • 金属

コーヒーのハンドドリップというものを想像したときに、イメージとして一番しっくりくるのが陶器製じゃないでしょうか。
落とせば割れてしまう一方、大事に使えば一生ものです。
あとカラーリングに自由度があるので、見た目がかわいいものが多いですね。

プラスチックは購入にかかるコストが一番安いです。
落として割れることも少ないですが、経年劣化によって割れてしまうことがあるので、買い替えのコストも考慮する必要があります。

ガラスでできたドリッパーも陶器同様、落とせば割れてしまいますが、おしゃれなものが多く、おいしいコーヒーとともにインスタ映えも狙えます。

金属製のドリッパーは耐久性は高いのですが、値段が張る印象です。
しかしシンプルなビジュアルは、スタイリッシュにハンドドリップしたい方にはぴったりです。

いろいろなドリッパー紹介

王道のよくみるやつ

以下の3つは王道ドリッパーです。
販売しているお店が多いので手に入れやすいですし、プロの方たちも使っているものですので、その実力は折り紙つきです。

  • メリタ 1つ穴ドリッパー
  • カリタ ウェーブドリッパー
  • ハリオ V60投下式ドリッパー

メリタ

メリタはドイツに本社を置く、創業100年以上の老舗メーカーです。

世界で初めてペーパードリップを発明した会社ですが、そんなメリタの出しているドリッパーは台形で1つ穴です。

他のドリッパーと違い、お湯を3回、4回と分けて注ぐことはせずに、一度に一定量注いで待つだけ、という抽出方法が特徴。

小さな1つ穴でゆっくりと抽出されるため、概ね誰が淹れても安定して同じような風味を作り出すことができます。

カリタ

日本でメリタと同じくらい人気なのがカリタです。

カリタでは王道の台形の3つ穴ドリッパーを扱っていますが、それとは別に、ウェーブシリーズと呼ばれる独自のドリッパーも販売しています。

専用のペーパーフィルターを使ってのハンドドリップでは、注いだお湯がコーヒー粉全体に行き渡るように設計されていて、初心者からプロまで、手軽においしくハンドドリップを楽しむことができます。

ハリオ

ハリオもカリタと同じく日本の企業ですが、海外で使われていることも多い印象があります。

人気商品のV60ドリッパーは陶器、プラスチックなどでも販売されていますが、ハリオはもともとガラスに扱いに長けているメーカーです。

何気なく見ているガラス商品も製作の工程を想像すると、その見た目の芸術性をわずかでも感じ取ることができますね。

見た目がおしゃれなドリッパーたち

ORIGAMI

ORIGAMIのドリッパーはわたしが最初に買ったドリッパーです。

なお完全に見た目で選びました。

独特の波々形には、カリタ ウェーブドリッパー用のウェーブフィルターがぴったりハマります。

カラーバリエーションが非常に豊富で、自分の好きな色を選べます。

BLUE BOTTLE COFFEE

サードウェーブコーヒーの先駆けであるブルーボトルコーヒーはドリッパーを販売しています。

物理学者たちと共に生み出したドリッパーは、佐賀県の伝統、有田焼で作られています。

コーヒー豆と合わせて購入すれば、おうちでブルーボトル気分が味わえます。

やはりワンポイントの青いボトルがかわいいですね。

KEYコーヒー

KEYコーヒーが販売しているNoiシリーズのクリスタルドリッパーは見た目がとてもきれいです。

キラキラに輝く円錐形のドリッパーは、内側にダイヤ型の凹凸があり、コーヒー全体を均一に抽出することができます。

プラスチック製ですが、ガラス製に負けないくらい美しいですね。

珈琲考具

珈琲考具のコーヒー器具は金物の町「燕三条」で作られています。

いろいろなコーヒー用器具を作っていらっしゃいますが、これまでに無いようなおしゃれな見た目のものが多いです。

わたしは珈琲考具さんのドリップポットが好きでいつも使っていますが、そのうちこのドリッパーも買いたいですね。

CHEMEX(ケメックス)

ケメックスはドイツの風変わりな科学者が、化学の実験器具から生み出したドリッパーです。

この形はカラフェ(=水差し)と呼ばれ、最近ではおしゃれなコーヒー器具といえば真っ先に名前が挙がるほど一般にも浸透してきました。

部屋に置いておくだけでもインテリアアイテムとして活躍しそうですね。

KINTO(キントー)

カラフェといえばキントーを忘れてはいけません。

SLOW COFFEE STYLEを標榜するシリーズの中にあって、最初に発売したカラフェセットはとても人気です。

ケメックスよりも丸みを帯びたシルエットがかわいらしいですよね。

TORCH(トーチ)

陶器製のドリッパーを受ける木製の台座があたたかな印象を与えるトーチのマウンテンドリッパー。

ドリッパー自体を逆さに置くと、山のようなシルエットになることからマウンテンドリッパーなんだとか。

白・黒のほかに、ブルーやピンクといったカラーがあるので、インテリアにあったカラーのものを手に入れたいですね。

まとめ~最初は見た目で選ぼう~

いろいろなドリッパーをご紹介しましたが、自分好みのものには出会えましたでしょうか。

ハンドドリップを始めてみても、見た目が気に入らなくてはモチベーションが下がって続けられなくなってしまいます。

せっかくなら部屋に置いて、眺めているだけでニヤニヤできるようなドリッパーを買いましょう(^^♪