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感想や注意点が知りたいな。
浸漬(しんし)式抽出器具の一つでもあるフレンチプレス。
興味はあっても欠点やデメリットが気になって、実際に買うまでいたらない方も多いですよね。
この記事では、365日コーヒーをドリップするコーヒー好きが、珈琲考具さんの「割れにくいフレンチプレス」を買ってガチンコレビュー。
フレンチプレスのデメリットや使ってみて感じた欠点などを忖度抜きでお話します。
フレンチプレスを買おうか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
- 味の再現性が高く誰でも美味しくコーヒーを淹れられる
- ただし豆の質が良くないと味わいはイマイチ
フレンチプレスは浸漬式の抽出器具
フレンチプレスというのはコーヒーの抽出器具のひとつです。
コーヒープレスと呼ぶ人もいます。
サイフォン抽出と並んで浸漬式を代表する抽出方法です。
関連記事:透過式と浸漬式を解説
原理を簡単に説明すると、
- 容器にコーヒーの粉とお湯を入れる
- コーヒー液抽出後、フィルター付きのピストンを押し下げる
- フィルターが粉だけを底に沈める
- コーヒー完成
という抽出方法です。
文字だけ読んでもわかりづらいですよね。
フレンチプレスのメリット①抽出が簡単
フレンチプレスのメリットは、なんといっても抽出が簡単なことです。
粉とお湯を入れて少し待ったらピストンを押し下げるだけで抽出できます。
特殊な技術はいらないので、初心者でもプロが淹れたようなコーヒーの風味を出すことが可能です。
フレンチプレスのメリット②コーヒー豆本来の風味が感じられる
コーヒー豆本来の風味をダイレクトに感じられるのもフレンチプレスの特徴です。
ペーパーフィルターを使った場合、コーヒー豆が持っている油脂分を漉しとってしまいます。
ですが、フレンチプレスに使われているのは金属製のフィルターです。
コーヒーの油脂分も一緒に抽出できるので、少しこってりしたコーヒーが楽しめるのも、フレンチプレスの醍醐味と言えます。
フレンチプレスのデメリット①低品質な豆だとおいしくない
フレンチプレスはペーパードリップよりフィルターの目が粗いため、豆の風味がストレートに出やすいです。
激安スーパーなどで売っているローグレードの豆だと、おいしくない成分まで抽出されてしまいます。
ですので、フレンチプレスにはそこそこ品質のよい豆を使うのがおすすめです。
フレンチプレスのデメリット②抽出が終わったら早めに容器を移し替えた方がいい
抽出が終わったらコーヒー液は早めに別の容器に移した方がいいでしょう。
コーヒー粉とコーヒー液が接触し続けて過抽出となり、えぐみ、雑味の原因となってしまいます。
ちなみに過抽出は、
- 1回で飲み切る量を抽出する
- 抽出が終わったら別の容器に移す
上記のような方法をとることで、避けることが可能です。
フレンチプレスのデメリット③微粉が入る
フレンチプレスのフィルターの目は、ペーパーフィルターほど細かくありません。
ですので、抽出したコーヒーの中には、微粉がけっこう入ってしまいます。
微粉は舌触りが悪くなる要因なので、粉っぽいコーヒーが苦手な人には向きません。
手間はかかりますが、コーヒー粉を茶こしなどに入れて振ることで、微粉の量を減らせます。
粉の挽き目も揃って少しクリーンな味わいになるので、微粉を減らしたい方は、百均などで茶こしを買ってみましょう。
珈琲考具は新潟のブランド
ものづくりの町、新潟県燕三条。
今から約150年前に創業した下村企販株式会社が、培ってきた技術を生かして生み出したコーヒー用器具のブランド、それが珈琲考具です。
下村企販はコーヒー用器具以外にも、キッチン用品全般を取り扱っています。
珈琲考具のフレンチプレス概要
スペックは以下の通りです。
商品名 | 割れにくいフレンチプレス |
容量 | 最大400ml |
サイズ(単位cm) | 幅12.5×奥行8.6×高さ17 |
重量 | 215g |
値段(税込) | 4,400円 |
備考 | 50ml毎にメモリ付き |
ガラスでできたフレンチプレスが多い中、珈琲考具のフレンチプレスはプラスチックで作られています。
ガラス製品だと落としてしまったり、耐熱とはいえ熱の扱いに気をつける必要がありますよね。
ですが、珈琲考具のフレンチプレスはプラスチックなので、雑に使えます。
比較的軽いことも特徴の一つです。
ガラス製だと洗った後、他の食器と重ねるのに少し気を遣いますが、プラスチックならそんな気遣い無用です。
最近流行りのアウトドアにも持っていきやすいですね。
珈琲考具のフレンチプレスの使い方
組み立て方や使い方について解説します。
組み立て方
まずは組み立て。
買ってきてすぐはこんな感じでバラバラになっています。
黒いパッキンはプッシャーに付けます。
透明のパッキンは容器の底蓋?に取り付けます。
蓋と底蓋を付けて完成です。
使い方
手順は以下の通りです。
- コーヒー粉を入れる
- お湯を注ぐ
- ピストンを押し下げる
- 出来上がり
粉は中挽き~粗挽きの粉を使いましょう。
挽き目が細過ぎると、フィルターのメッシュが詰まったり、ピストンを押すときに過剰に力が必要になったりします。
コーヒー粉とお湯の目安は以下の通りです。
- 約1杯分 粉10g:お湯200mlもしくは粉15g:お湯300ml
- 約2杯分 粉20g:お湯400ml
これはあくまで目安ですので、淹れてみて薄ければ粉を増やす、濃ければ粉を減らすなどして微調整しましょう。
使ってみる
容器にコーヒー粉を入れたら、お湯を投入予定量の1/3程度、粉全体にかかるように回し入れ、30秒蒸らします。
残りの2/3のお湯をゆっくり静かに入れ、蓋をして、先ほどの蒸らしの30秒と合わせて4分ほど待ちます。
4分経ったらプッシャーをゆっくり押し下げます。
ゆっくり押すことで、微粉が舞いづらく、舌触りのよいコーヒーができあがります。
カップに注ぐときはできるだけ微粉を注がないよう、注ぎ切る少し前に止めます。
珈琲考具のフレンチプレスをレビュー
見た目
シンプルですがかわいらしくて割と好みです。
器具の見た目は器具を使い続けるモチベーションに深く影響します。
見た目を気に入るかどうかは大事です。
性能
素材がプラスチックなので、とても軽くて扱いやすいですね。
割れにくいので、洗う時も気を遣う必要がありません。
また、使用後の粉の処理が簡単なのも評価ポイントです。
使用前後の面倒くささが少ないのは継続して使うためには重要です。
コーヒーの味
できあがったコーヒーには、豆本来の風味がストレートに出ていました。
ペーパーフィルターを使ったハンドドリップでは中々抽出されない豆のオイルや、コクを感じられます。
コーヒーの抽出自体もとても簡単でしたので、これなら誰でもおいしいコーヒーを淹れられます。
注意点
フレンチプレスに共通する注意点ですが、抽出したコーヒーは早めにカップに移し切る必要があります。
コーヒーの粉がコーヒー液に漬かりっぱなしですので、どんどんえぐみが出てしまいます。
過抽出を避ける対策が必要です。
また、気を付けてもまあまあな量の微粉がカップに入ってしまいます。
最後まで飲み切るとカップの底に沈んだ微粉が口の中に入り、舌触りが悪くなるので、最後まで飲み切らないことをオススメします。
まとめ~フレンチプレスなら誰でもおいしくコーヒーが淹れられる~
基本の抽出方法は、どのフレンチプレスでもほとんど差はありません。
ですが、初めて買うフレンチプレスなら見た目や使用前後の手間の少なさなどで選ぶのがよいでしょう。
その点、珈琲考具のフレンチプレスは扱いやすく、見た目も悪くないので、初心者の方にもおすすめです。
みなさんもお気に入りの器具を手に入れて、コーヒーライフを楽しんでくださいね。
ちなみにわたしが使っているドリップポットも珈琲考具です。
これも見た目で選びましたが、割と気に入っています。
ドリップポットもレビューしていますので、興味があればぜひご覧ください。