こんにちは
コーヒーとスイーツを愛するブロガー Kすけ(@desertandcafe)です。
最近コンビニなどでよく見かけるようになったスペシャルティコーヒーの文字。
普通のブレンドコーヒーよりも値段が高いことが多く、「なんかスペシャルなんだな」ということはわかっても、スペシャルティコーヒーが具体的にどんなコーヒーなのか、知らない方は多いはず。
今回はスペシャルティコーヒーとはなんなのか、デカフェ(カフェインレス)のスペシャルティコーヒーのおすすめなど、お話したいと思います(^^)
この記事の結論はこんな感じ
- スペシャルティコーヒーはコーヒーのランク分けの一つ
- コーヒー豆生産量全体の約5%
- スペシャルティのデカフェもある
筆者おすすめのスペシャルティコーヒー
- 珈琲きゃろっと
大人気の【送料無料】お試しセットコーヒー通の豆専門店 - PostCoffee
コーヒーのサブスクならPostCoffee【ポストコーヒー】 - Croaster Select Coffee
自家焙煎珈琲所【Croaster Select coffee】
スペシャルティコーヒーとは
みなさんはコーヒーピラミッドというものをみたことがありますか?

こんな感じの三角形です。これはコーヒーの品質ごとのランク分けです。
スペシャルティコーヒーとは、コーヒーを品質の高さで分けたときのひとつのランクです。
ランクは大きく以下のように分かれます。
- COE ※カップオブエクセレンス
- スペシャルティ
- プレミアム
- コモディティ
- ローグレード
カップオブエクセレンスはコーヒーの品質審査制度の名称ですが、厳しい審査を通過して高品質なコーヒーと認められた豆だけが得ることのできる称号でもあります。
入賞した豆はオークションにかけられ、高値で取引されますので、COEの受賞がいかに名誉のあることかがわかります。
スペシャルティはその下に位置するランクですね。
その品質は十分に高く、生産量もコーヒー豆全体の約5%ほどしかありません。
しかし、昨今ではこのスペシャルティコーヒーが、コンビニで飲めるところまで一般に普及してきました。
高品質なコーヒーが手軽に飲めるようになってきたのは喜ばしいことですね(^^)
スペシャルティコーヒーが生まれた背景

スペシャルティコーヒーという言葉は、1980年代に生まれました。
1970年代のアメリカは、なにごとも大量生産・大量消費が推進され、コーヒーにおいても質は二の次、安価に輸入して大量消費する時代でした。
しかし、質が悪いことで一般消費者の興味は薄れ、コーヒー離れを加速すると同時に、安価で販売したことによって、コーヒー豆生産者への還元が少なくなってしまいました。
また、働けど働けど楽にならない仕事によってコーヒー豆生産の担い手が減少し、さらに品質が悪化するという負のスパイラルにハマってしまったのです。
生産者を守るため、また、消費者のニーズに合わせた高品質なコーヒーを提供するため、環境整備が進められました。
そして1978年、高級コーヒー豆の第1人者であったエルナ・クヌッセンさんが、コーヒー国際会議の場でスペシャルティコーヒーという言葉を使いました。
「特別な地理条件で生まれる特別な風味のコーヒー」
彼女が提唱したこの言葉によって、世界中にスペシャルティコーヒーが普及していくきっかけになったんですね。
SCAJによるスペシャルティコーヒーの定義

アメリカでは1980年代にスペシャルティコーヒー協会が設立されていますが、日本でも2003年にSCAJ:日本スペシャルティコーヒー協会(Specialty Coffee Association of Japan)が設立されています。
実はスペシャルティコーヒーの定義は国や団体ごとに違いがあり、日本ではSCAJが以下のように定義しています。
消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。
風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。
カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底していることが必須である。(From seed to cup)スペシャルティコーヒーの定義 « SCAJについて | 一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会
長いですね^^;
ざっくりいうと
- 消費者がおいしいと感じるコーヒー
- 豆の個性が出ている
- サステナビリティとトレーサビリティがしっかりしている
ということになります。
飲んだ時においしいと感じることができなければ、当然ながらスペシャルではありませんし、どれを飲んでも同じ風味であるならば、特別とはいえませんよね^^;
そして重要なこととして、From seed to cup(種子からカップまで)という言葉があります。
環境問題や経済に配慮すること(サステナビリティ)で、高品質なコーヒーの安定した生産につながり、いつ・どこで・誰が作ったのかが明らかになっていること(トレーサビリティ)で、誰でも安心・安全にコーヒーを楽しめる、そういった考え方を大事にしているということですね。
判定の基準は以下の通りです。
- カップ・クォリティのきれいさ
- 甘さ
- 酸味の特徴評価
- 口に含んだ質感
- 風味特性・風味のプロフィール
- 後味の印象度
- バランス
この7つの基準で評価判定して、100点満点中80点以上をとったコーヒーが、スペシャルティコーヒーとして認定されます。
ネットで買えるおすすめのスペシャルティコーヒーのデカフェ
デカフェにもスペシャルティコーヒーはあります。
デカフェは味が薄いだのおいしくないだの言われますが、おいしいデカフェもちゃんとあります(笑)
もちろん、カフェインを抜いているので、カフェインを抜いていないコーヒーと比べると少し風味が薄く感じますが、最近の技術はすごいもので、デカフェと知らずに飲んだら普通のコーヒーと勘違いするレベルのものもあるんです。
おすすめを3つ、実際に買ってみた時の記事と販売サイトへのリンクを一緒に記載します。
珈琲きゃろっと
普通のコーヒーの品質もさることながら、デカフェもとってもおいしいです。
コロンビア産の豆200gを2,180円で販売しています。
以下はお試しセットのリンクですが、リンク先から公式HPへも飛ぶことができます。
記事はこちら
PostCoffee
コーヒーのサブスクで有名なPostCoffeeにもデカフェがあります。
コロンビア・ホンジュラス・メキシコ・ブレンドの4種類から選べて、150gで1,382円です。
コーヒーのサブスクならPostCoffee【ポストコーヒー】
記事はこちら
Croaster Select Coffee
Croasterのデカフェは品切れすることがありますので、タイミングによっては購入できないかもしれません^^;
提供しているのはコスタリカ コーラルマウンテン100g(1,600円)です。
おすすめした中では一番高いですが、この値段を払う価値のあるデカフェだと感じました(^^)
自家焙煎珈琲所【Croaster Select coffee】
記事はこちら
まとめ~おいしいデカフェが飲みたければスペシャルティがおすすめ~

まとめいきましょう。
- スペシャルティコーヒーはコーヒーのランク分けの一つ
- SCAJの厳しい基準を通過した上位のコーヒー
- デカフェのスペシャルティコーヒーも存在している
コーヒーのランク付けをすると、スペシャルティコーヒーはコーヒーピラミッドの上から2番目で、かなり高品質なコーヒーです。
コーヒー全体の生産量の約5%程度しかありません。

最近ではコンビニでもスペシャルティコーヒーが飲めますし、かなり一般にも普及してきました。
しかし、スペシャルティコーヒーと認定されるには、SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)の定めた基準による厳しい審査を通過する必要があります。
SCAJのスペシャルティコーヒーの定義をめちゃくちゃざっくり説明すると以下のようになります。
- 消費者がおいしいと感じるコーヒー
- 豆の個性が出ている
- サステナビリティとトレーサビリティがしっかりしている
これらを判定するための7つの基準と照らし合わせて、100点満点中で80点以上を獲得したコーヒーだけが、「スペシャルティコーヒー」と呼ぶことができます。
なかなか狭き門であることがわかりますね^^;
そんなスペシャルティコーヒーですが、デカフェにもスペシャルティがあるのです。
デカフェというと、コーヒーの風味が薄くなっているイメージが強いですが、ものによってはデカフェと言われなければ気づかないようなレベルのものも存在します。
おすすめは以下の3つです。
- 珈琲きゃろっと
大人気の【送料無料】お試しセットコーヒー通の豆専門店 - PostCoffee
コーヒーのサブスクならPostCoffee【ポストコーヒー】 - Croaster Select Coffee
自家焙煎珈琲所【Croaster Select coffee】
それぞれに特徴がありますので、好みのデカフェを探してみてください。
家族や友人にごちそうして、「これカフェインレスなんだよ~」って驚かすのも面白いかもしれませんね(笑)
みなさんもスペシャルティのデカフェを飲んで、楽しいコーヒーライフをお過ごしください(^^♪