こんにちは
コーヒーとスイーツを愛するブロガーKすけ(@desertandcafe)です。
コーヒー豆は鮮度が命といわれます。
コーヒー豆は焙煎した後はどんどん鮮度が落ちていきますので、飲み切れなかった分はできるだけ鮮度を落とさないように保存しなくてはいけません。
ですが、どうやって保存すれば鮮度が落ちにくいのかなんて、自分で試してみるのは面倒くさいですよね^^;
よく言われるのは冷蔵庫や冷凍庫での保存などですが、本当に効果があるのでしょうか。
今回は、実際に常温・冷蔵・冷凍の3つの方法で豆を保存してみましたので、鮮度にどのように差が出たのか、お話ししてみたいと思います。
今回の結論はこんな感じです。
- コーヒー豆を保存するなら冷凍保存が一番風味を落とさない
- しかし、冷凍保存は少し面倒くさいので、ライフスタイルに合った保存方法を選ぶのが大事
コーヒー豆の鮮度

そもそもコーヒー豆の鮮度ってなんでしょう。
私たちが普段見ているコーヒー豆は、焙煎という工程を経て見慣れた茶色になり、お馴染みの風味を生み出しています。
焙煎を行うと、生豆からは水分が失われ、様々な風味成分を作り出すと同時に、炭酸ガスも発生するようになります。
コーヒー豆をハンドドリップする際に、粉がぷくーっと膨らむのはこの炭酸ガスが関係しているんですね。
ですが、焙煎後の豆は、放っておいてもどんどんガスを放出していきます。
豆屋さんから買ってきた豆の入った袋が、しばらく置いておいたらパンパンに膨れ上がっている、そんな経験があることでしょう。
ガスを放出した豆は、代わりに湿気や空気中の匂いなどを吸収し、また、空気に触れていることで、豆の中の成分が酸化する原因にもなります。
酸化してしまったコーヒーは、単なる浅煎りとは異なる酸っぱさがするようになってしまい、せっかくのコーヒーの風味を楽しむことができなくなってしまいます。
このように焙煎から時間が経って、本来の風味を発揮できない状態を、鮮度が低い、劣化した状態といいます。
保存容器
コーヒー豆の劣化を抑えるためには、購入時の袋でそのまま保存するのではなく、専用の容器に移し替えましょう。
容器にはいくつか種類があり、それぞれに特徴があります。
コーヒー豆は、温度・湿度・酸素・光などから影響を受けますので、できるだけこれらを遮断できるとよいですが、使いやすさや見た目といった要素も大事です。
それぞれのライフスタイルに合ったものを選ぶのがいいですね(^^)
キャニスター

コーヒー豆の保存容器と聞いて一番最初に思い浮かぶのはこれでしょうか。
キャニスターには缶型と瓶型があります。
缶型は遮光性がありますが、鉄の匂いが移るといって使用されない方もいます。
まあ、わたしほどのレベルですと、まったくわかりませんので無問題ですが(笑)
瓶型は見た目がおしゃれなもの、シンプルなもの、無骨なものまで、デザイン性に富んでいますが、透け透けですので遮光性は皆無です。
ですが、ふたを開けなくても中身が見えますので、豆の量の管理という面では便利ですね。
保存袋

コーヒー豆を入れる袋というと、麻の袋を想像しますよね。
実はあれは生豆を入れるためのもので、焙煎したコーヒー豆を入れるのには使いません^^;
焙煎豆を入れる際に使うのはアルミのバッグが多いですね。
遮光性が高く、ジップ付きのものであれば密閉性にも優れます。
また、バルブ付きのものであれば、コーヒー豆から出てきた炭酸ガスを、袋の外に放出してくれますので、しばらく見ないうちに袋がパンパンになってしまうことを防げます。
保存方法
容器を選んだら次は保存の方法です。
保存方法は大きく常温・冷蔵・冷凍の3つに分かれます。
常温は一番楽でなにも考えずにできる方法です。
袋もしくはキャニスターに入れて、そのまま放置するだけ。
瓶型であれば、おしゃれに見せることもできますね(^^)
しかし、簡単なだけに一番豆へのダメージが大きいです。
冷蔵は色んなところでおすすめされている保存方法です。
豆は温度変化を嫌いますので、一定の温度にしておくことが大事ですので、冷蔵庫に入れることで、常温よりもコーヒー豆の劣化を防ぐことができます。
ただし、匂いの強いものの近くに置くと、コーヒー豆が匂いを吸ってしまうので要注意です。
冷凍は一番保存効果が高い方法と言われますが、一番面倒です(笑)
一度冷凍させたものを常温で放置すると、保存容器内に結露が発生してコーヒー豆の劣化の原因となってしまいます。
そうならないようにするには、コーヒー豆を一回で使う分ずつ小分けにして冷凍庫に入れる必要があります。
実際にやってみた

百聞は一見に如かず、ということで、実際にやってみました。
テストに使うのは「珈琲きゃろっと」さんのグアテマラ産コーヒー豆(中深煎り)
贅沢ですね~
珈琲きゃろっとさんの豆はすごく鮮度がいいので、きちんと保存すれば風味が落ちにくく、1か月くらいはおいしくいただくことができます。
そんなおいしいコーヒー豆を、今回は常温・冷蔵・冷凍のそれぞれ保存しやすい方法で3週間放置。
ハンドドリップするときにどれくらい炭酸ガスが抜けてしまっているのかを確認します。
画像は1投目と2投目の写真になります。
常温:キャニスター
冷蔵:保存袋(購入時の袋)
冷凍:ジップロック
珈琲きゃろっとさんについてはこちらで紹介していますので、気になったらぜひみてみてくださいね。
常温保存


まずは常温から。
1投目から全然膨らまず、スーパーで粉を買ってきたときのよう。
出来上がったコーヒーは購入当初よりも風味が弱くなっていました。
冷蔵保存


こちらは冷蔵保存の豆です。
1投目、2投目ともにぼちぼち膨らみました。
出来上がったコーヒーも、購入当初よりは多少風味は落ちましたが、全然許容範囲ですね。
冷凍保存


最後に冷凍保存の豆です。
膨らみ具合としては冷蔵保存の豆とあまり変わらない気がしますが、出来上がった時に一番風味がよかったのは冷凍保存でした(^^)
まとめ~酸化を防ぐには冷凍が一番だけど、ライフスタイルに合わせて保存しよう~

まとめいきましょう。
- コーヒー豆は鮮度が命
- コーヒー豆の保存方法は常温・冷蔵・冷凍に分かれる
- 冷凍保存が一番長く風味を保てるが、ライフスタイルに合わせて選ぶのがよい
コーヒー豆は鮮度が命です。
豆を焙煎すると、内部で炭酸ガスが発生します。
豆はこの炭酸ガスを時間の経過とともにどんどん豆の外に放出し、同時に空気を吸収します。
この時に湿気や空気中の匂い成分も吸ってしまい、さらに豆自体が空気に触れていることで、豆に含まれている成分も酸化していきます。
酸化したコーヒー豆を使ってドリップすると、スペシャルティコーヒーの爽やかで後味のよい酸味とはまるで違う、ただ酸っぱくて嫌な後味が残るコーヒーができあがります。
そうなってしまわないためには、コーヒー豆を適切に管理することが大事です。
保存するための容器は大きく分けて以下の2種類です。
- キャニスター
- 保存用袋
コーヒー豆は、温度・湿度・酸素・光などから影響を受けますので、できるだけこういった要素を遮断できるものがよいですが、見た目や使いやすさ、といった要素で選ぶのも大事だと思います。
見た目を気に入っているものであれば、コーヒーがもっと楽しくなりますからね(^^♪
そして、容器と併せて重要なのは、保存する場所です。
保存方法3種類
- 常温保存
- 冷蔵保存
- 冷凍保存
今回行ったテストでは、常温で保存していた豆が明らかに風味が落ちていて、次に冷蔵保存、冷凍保存が一番風味が落ちにくかった、という結果が出ました。
ですが、冷凍保存については、冷凍庫の匂い移りがしないように、1杯分ずつジップ付きの袋に詰め替えたり、冷凍庫のスペースの問題があったりと、全ての人におすすめできる保存方法ではありません。
1か月程度で飲み切ることができるのであれば、冷蔵保存が楽でいいかな~というのが個人的な感想でした(^^)
逆に1か月で飲み切るのが難しそうだとわかっているのであれば、最初に少し手間をかけてでも冷凍保存にした方が、コーヒーの風味を長持ちさせることができるかと思います。
自分のライフスタイルに合った保存方法を選ぶのが大事、ということですね。
みなさんも、自分のライフスタイルに合った保存方法で、コーヒーをできるだけおいしく楽しみましょう(^^♪
コーヒー豆の選び方についてはこの記事で紹介しています。
興味があったらみてみてくださいね(^^)