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一番いい保存方法が知りたいな
コーヒー豆は鮮度が命です。
焙煎した後の豆はどんどん鮮度が落ちて、風味が飛んで行ってしまいますので、できるだけ鮮度を落とさないように保存する必要があります。
ですが、どうやって保存すれば鮮度が落ちにくいのかなんて、自分で試してみるのは面倒ですよね。
この記事では、豆の鮮度を維持するのにどんな方法がいいのか、実際に常温・冷蔵・冷凍の3つの方法で豆を保存してみました。
鮮度にどのような差が出たのか、お話ししてみたいと思います。
- 冷凍保存が一番風味が落ちなかった
- 常温が一番劣化した
- 豆を使い切る期間やライフスタイルに合った保存方法を選ぶことが重要
保存方法にこだわった方が良い理由!コーヒーは新鮮な方が美味しい
コーヒー豆の鮮度について簡単にお話します。
一般的に、焙煎後1ヶ月以上経った豆は、鮮度が落ちていると言われます。
焙煎を行うと、生豆からは水分が失われ、様々な風味成分を作り出すと同時に、炭酸ガスも発生するようになります。
ですが、焙煎後の豆は、放っておいてもどんどんガスを放出していきます。
豆の入った袋をしばらく放置したらパンパンに膨れ上がっている、そんな経験ありますよね。
ガスを放出した豆は、湿気や空気中の匂いなどを吸収します。
また、空気に触れていることで、豆の中の成分が酸化する原因にもなります。
焙煎から時間が経って本来の風味を発揮できない状態が、鮮度が悪い、劣化した状態です。
コーヒーの保存容器は外部要素を遮断できるものがおすすめ
コーヒー豆の劣化を抑えるために、専用の容器に移し替えましょう。
ショップで豆を購入したときの袋は、保存には向いていないことが多いです。
保存容器には保存袋やキャニスターといったものがあり、それぞれに特徴があります。
コーヒー豆は温度・湿度・酸素・光などから影響を受けるので、できるだけこれらを遮断できるものを選びましょう。
しかし、使いやすさや見た目といった要素も重要ですよね。
自分のライフスタイルに合った容器を選ぶのがベストです。
キャニスター
キャニスターには缶型と瓶型があります。
缶型は遮光性がありますが、鉄の匂いが移るといって使用されない方もいます。
瓶型は見た目がオシャレなもの、シンプルなもの、無骨なものなど、デザイン性に富んでいます。
ですが、透け透けのものには遮光性はありません。
ふたを開けなくても中身が見えるので、豆の在庫管理という面では便利です。
保存袋
焙煎豆を入れる際に使うのはアルミのバッグが多いです。
遮光性が高く、ジップ付きのものであれば密閉性にも優れます。
バルブ付きのものであれば、コーヒー豆から出てきた炭酸ガスを袋の外に放出してくれます。
最近では豆の購入時にジップ&バルブ付きの袋に入れてくれるショップもあります。
ジップ付きであれば密閉性は保たれますので、そういった場合は移し替え不要です。
コーヒー豆の保存方法は3つ
保存方法は大きく常温・冷蔵・冷凍の3つに分かれます。
常温保存
常温は一番楽でなにも考えずにできる方法です。
袋もしくはキャニスターに入れて、そのまま放置するだけ。
しかし、簡単なだけに一番豆へのダメージが大きいです。
豆を早めに使い切れる場合や、鮮度を気にせずインテリアとして楽しむのであれば、常温でも問題はないでしょう。
冷蔵保存
冷蔵はいろんなところでおすすめされている保存方法。
豆は温度変化を嫌いますので、一定の温度にしておくことが大事です。
冷蔵庫に入れて一定の温度を保つことで、常温保存よりもコーヒー豆の劣化を防ぐことができます。
冷凍保存
冷凍は一番保存効果が高い方法と言われますが、一番面倒です。
一度冷凍させたものを常温で放置すると、保存容器内に結露が発生して豆が劣化する原因となります。
結露が付かないようにするには、コーヒー豆を一回分ずつ小分けにして冷凍庫に入れたり、取り出した後、速やかに冷凍庫に戻したりする必要があります。
コーヒー豆の3つの保存方法を実験してみた
実験に使うのは「珈琲きゃろっと」さんのグアテマラ産コーヒー豆(中深煎り)。
珈琲きゃろっとさんの豆はすごく鮮度がいいので、冷蔵保存で1ヶ月くらいは美味しくいただけます。
そんな美味しいコーヒー豆を、今回は常温・冷蔵・冷凍で3週間保存。
ハンドドリップするときにどれくらいガスが抜けているのかを確認します。
関連記事:珈琲きゃろっとのお試しセットをレビュー
常温保存:あんまり膨らまない
1投目から全然膨らまず、スーパーで買ってきた豆のよう。
出来上がったコーヒーは購入当初よりも風味が弱くなっていました。
冷蔵保存:まあまあ膨らむ
1投目、2投目ともにぼちぼち膨らみました。
出来上がったコーヒーも、購入当初よりは多少風味は落ちましたが、許容範囲です。
冷凍保存:冷蔵より膨らむ
膨らみ具合としては冷蔵保存の豆とあまり変わらない気がします。
しかし、出来上がりで一番風味がよかったのは冷凍保存でした。
まとめ~おすすめは冷凍!でもライフスタイルに合わせて保存方法を決めよう~
コーヒー豆は鮮度が命です。
焙煎した豆は時間経過とともに酸化し、どんどん鮮度が落ちていきます。
豆を劣化を防ぐには、適切に管理することが重要です。
保存するための容器は大きく分けて以下の2種類です。
- キャニスター
- 保存用袋
コーヒー豆は、温度・湿度・酸素・光などから影響を受けます。
できるだけこういった要素を遮断できるものがよいですが、見た目や使いやすさ、といった要素で選ぶのも大事です。
保存容器と併せて重要なのは、保存する場所です。
保存方法は以下の3通り。
- 常温保存
- 冷蔵保存
- 冷凍保存
今回行ったテストでは、常温で保存していた豆が明らかに風味が落ちていて、次に冷蔵保存、冷凍保存が一番風味が落ちにくかったです。
ですが、冷凍保存は手間がかかります。
冷凍庫の匂い移りがしないように、1杯分ずつジップ付きの袋に詰め替えたり、冷凍庫が狭いと保存スペースがなかったりと、全ての人におすすめできる保存方法ではありません。
自分のライフスタイルに合った保存方法を選ぶのが大事、ということですね。
みなさんも、自分のライフスタイルに合った保存方法で、コーヒーをできるだけ美味しく楽しみましょう。