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講座の受講から受験まで、自宅で完結する資格を知りたい。
コロナの巣ごもりがあったころから、おうちでドリップコーヒーを楽しむ方が増えました。
趣味で始めたコーヒーにハマってしまう方も多く、「もっと詳しくなりたい」という人や、将来的にカフェをやりたい気持ちもある人も大勢います。
ですが、独学で勉強するにもどこから手を付ければいいかわからないですし、やみくもに勉強するのも効率が悪いです。
そこでこの記事では、在宅で受講・受験できる、コーヒー初心者にもおすすめのコーヒー資格をご紹介します。
資格を取っておくと、趣味のおうちカフェを充実させることもできますし、将来コーヒー関連のお仕事に就きたいと思ったときにも役に立ちます。
個人的なおすすめは、コーヒーソムリエです。
コーヒーの知識からカフェの経営まで学べるうえに、スペシャルコースであれば試験も免除されます。
ですが、人によって資格を取得する目的は違いますよね。
目的に合った資格を取得することが重要ですので、比較表を見ながら、自分に合った資格を選んでくださいね。
初心者が自宅で取れるコーヒー資格の選び方5つ
資格の勉強をすることは、おうちカフェの充実や、スキルアップに繋がります。
趣味の時間がもっと楽しめるようになりますし、コーヒー関係の仕事をしたいと考えている人にとっても、資格の取得はメリットが多いです。
資格を選ぶときは、以下の点に注意してください。
- 講座の受講料金
- 学習スタイル
- 無料質問の有無
- 道具の提供
- カフェ営業を学ぶか
順番に解説します。
受験費用・認定料も考慮して無理のない料金で学ぼう
講座の受講はかなり高額です。
家計を圧迫し過ぎない、無理のない料金で学びたいところ。
多くの場合、受講料は一括で支払う方がトータルの料金が少ないです。が、お財布に余裕がない場合は分割で支払えるところもあります。
また、講座の受講料とは別で、試験の受験料、認定料、認定証の発行に費用がかかることがあります。
受講料だけを見ていると想定以上に費用がかかってしまい、予算オーバーしてしまう可能性も。
トータルの費用は必ず確認しておきましょう。
スマホで学習も可能!自分に合ったスタイルで学習しよう
家でじっくりテキストを眺める時間が無い人もいますよね。
講座によってはスマホやパソコンで学習できるweb学習サービスを提供している場合があります。
通勤中や家事の合間など、ちょっとしか時間で勉強ができるので、がっつり机に向かう必要はありません。
ただ、講座はサポートしてくれる期間が決まっているので、まとまった時間が取れないからと勉強を止めてしまうと、ズルズルとサポートが終わってしまう可能性も。
自分のタイミングで少しずつでも勉強できた方が、資格取得の近道になるでしょう。
わからないことは専門家に聞こう!学習のフォロー体制も重要
独学で勉強していると、わからないことがあっても誰かに聞くのは難しいです。
一度つまづいてしまうと学習が全然進まなくなったり、モチベーションが下がって挫折してしまうこともあるでしょう。
そんなとき、フォロー体制がしっかり整っている講座なら、挫折などする心配はありません。
無料で何度でも質問できる講座もあるので、わからないことが出てきても安心です。
些細なことでも質問OKな場合がほとんどなので、積極的に質問することでテキストを読むだけより理解度も深まります。
つまづき防止&理解度アップのため、質問サポートなどのフォロー体制がしっかりしている講座を選ぶのがおすすめです。
抽出器具込みの講座で0からスタートもできる
コーヒーを学ぶなら、コーヒーを淹れる器具は必須です。
コーヒーの抽出器具を持っていない方や、百均の器具ではない、しっかりした器具を揃えたい方は、器具がもらえる講座を選ぶことで、初期費用を抑えることができます。
ドリッパー・サーバー・ミル・ポットなど、通常のハンドドリップに必要な器具を全て揃えて送付してくれます。
中にはサイフォンのセットが貰える講座もあるので、おうちにいながら喫茶店のようなサイフォンコーヒーを淹れることも可能です。
ちゃんとした器具を持っていない方は、器具込みの講座を検討しましょう。
カフェの経営を学んでカフェ開業を目指せる
将来的に自分でカフェを開きたいと考えている方もいますよね。
そんな方には、カフェの経営も学べる資格がおすすめです。
コーヒーの知識・技術と同時に、マーケティングや開業のために必要な知識などがトータルで学べるので、とてもコストパフォーマンスに優れます。
就・転職のバックアップや、開業ノウハウの提供など、サポート体制が整っている講座なら、資格の取得後はスムーズに開業に向かって走り出せます。
カフェの開業を目指すなら、開業知識も学んでおいて損はないはずです。
初心者でも取れるコーヒー資格・講座のおすすめ6選
初心者にもおすすめのコーヒーの資格・講座は以下の通りです。
資格名 | 講座運営 | 特徴 | 受講料金 | 標準学習期間 | 学習方法 | 抽出器具の提供 | サポート | 資格の認定 | 受験資格 | 試験日程 | 受験料金 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
諒設計 | ・コーヒー知識全般とカフェ経営が同時に学べる ・スペシャル講座で2つの資格が確実に取れる | ・基本講座:68,000円 | 2ヶ月~ | テキスト 添削課題 | なし | ・受講期間中は無料で何度でも質問可能 | 試験(正答率70%以上) またはスペシャル講座修了 | なし | 基本偶数月に開催 (在宅受験) | 10,000円 ※認定カード・認定証は各5,500円 | 詳細 | |
UCC匠の珈琲講座/ドリップマスターコース | ユーキャン | コーヒーの抽出に特化した講座 | 69,000円 ※分割可 | 4ヶ月~ | テキスト 添削課題 動画講義 | 〇 | ・受講期間中は無料で何度でも質問可能 | 講座の修了 | – | – | – | 詳細 |
UCC匠の珈琲講座/おうちdeカフェコース | ユーキャン | アレンジコーヒーレシピでおうちカフェがさらに充実 | 39,000円 ※分割可 | 4ヶ月~ | テキスト 動画講義 | × | ・1日3問まで質問可能 | 認定はなし | – | – | – | 詳細 |
カーサバリスタ | キャリカレ | ・コーヒーと紅茶がダブルで学べる ・2講座目無料や学び放題プランで複数講座をお得に受講 | 108,800円 | 3ヶ月~ | テキスト 添削課題 動画講義 | 〇 | ・講座は最長700日間サポート ・受講期間中は無料で何度でも質問可能 ・就、転職サポート ・開業支援 ・ホームページ作成サポート | 試験(得点率70%以上)に合格 | キャリカレの講座受講完了 | 随時(在宅受験) | 各5,600円 | 詳細 |
コーヒースペシャリスト | formie | ・学習も試験もweb上で完結 | サブスクプラン:初回980円 | 1ヶ月~ | web学習 | × | ・受講期間中は無料で何度でも質問可能 ・ホームページ作成、名刺作成サポート | 試験に合格 | formieの講座受講 | 随時(在宅受験) | 講座料金に含まれる ※サブスクの場合は別途ポイントが必要 | 詳細 |
コーヒーコーディネーター | ハッピーチャレンジゼミ | 豆の知識から焙煎・抽出方法まで全般的に習得 | 70,400円 ※分割可 | 6ヶ月~ | テキスト 添削課題 動画講義 web学習 | 〇 | ・受講期間中は無料で何度でも質問可能 | 全ての課題に合格 | – | – | – | 詳細 |
※24年5月時点の情報です。
※ハガキ申込価格とは、ハガキ・フリーダイヤル・FAX等、Webサイト(インターネット)以外からのお申し込みの際の、 各種割引(受講生割引、紹介割引、WEB申込割引)等が適用されていない価格を指します。
コーヒーソムリエ/カフェオーナー経営士
講座運営 | 諒設計アーキテクトラーニング |
受講料金 | ・カフェW資格取得講座 基本講座:68,000円 スペシャル講座:88,000円 ・カフェオーナーW資格取得講座 基本講座:95,000円 スペシャル講座:115,000円 ※各分割払い可 |
メリット | ・スペシャル講座は試験免除で資格認定 ・2つの資格が同時に取れる |
デメリット | ・カフェ開業に興味がなくても修了には学習が必要 |
標準学習期間 | 2ヶ月~ |
こんな方におすすめ | ・コーヒーに関する知識を総合的に学びたい ・将来カフェを経営したい |
コーヒーソムリエおよびカフェオーナー経営士は、日本安全食料料理協会(JSFCA)が認定する資格。
Hey! Say! JUMPの八乙女 光さんが取得したことでも有名です。
豆の産地や抽出技術、コーヒー提供時の食器に至るまで、コーヒーに関する幅広い知識が必要ですが、資格を取得することで専門的な知識と技能を持つことが証明されます。
コーヒーソムリエ試験範囲 | |
---|---|
コーヒーの歴史 | 生豆の選び方 |
豆同士の相性 | コーヒー豆の産地 |
コーヒーの淹れ方 | 淹れ方と味の関係 |
コーヒー豆の種類 | 豆の違いによる焙煎 |
ラテアート | コーヒーカップの種類 |
資格試験は講座を受講しなくても受験できるため、独学でも取得を目指すことは可能。
ただ、過去問などがないため、広い試験範囲を独学でカバーするのはコーヒー初学者には効率が悪いです。
諒設計アーキテクトラーニングが提供している通信講座なら、コーヒーソムリエとカフェオーナー経営士の両方の資格を学べ、コスパよくコーヒー知識と資格を得ることができます。
スクールの名前的にコーヒーとは関連がなさそうに感じますが、1985年に創業以来、建築関連からインテリア・空間作り、そして暮らし・生活のジャンルへと学習領域を展開してきたスクールであり、実績は十分。
教材の一覧を見る
- カフェW資格取得講座
- ガイドブック
- 受講証
- 受講カード
- コーヒーソムリエ完全攻略テキスト
- カフェオーナー経営士完全攻略テキスト
- コーヒーソムリエ練習問題
- コーヒーソムリエ練習問題解答
- カフェオーナー経営士練習問題
- カフェオーナー経営士練習問題解答
- コーヒーソムリエチェックテスト50
- カフェオーナー経営士チェックテスト50
- コーヒーソムリエ添削課題
- カフェオーナー経営士添削課題
- 添削課題提出用紙
- 質問用紙
- 封筒
- ※カフェオーナーW資格取得講座には特別教材「実践!サイフォンで淹れる」が付属
講座は基本講座とスペシャル講座の2つがあり、スペシャル講座ではなんと試験の受験が免除されます。
講座の受講料金が基本講座より2万円ほど高いですが、受験費用がかかりませんので、実質1万円多く払うだけで確実な資格の取得を目指せますよ。
関連記事:コーヒーソムリエってどんな資格?
関連記事:諒設計アーキテクトラーニングとは?SNS上の口コミ・評判と合わせてご紹介
UCC匠の珈琲講座/UCCドリップマスター
講座運営 | ユーキャン |
受講料金 | 69,000円 ※分割払い可 |
メリット | ・講座はコーヒーの抽出技術に特化 ・UCCのプロのノウハウが得られる ・講座修了で資格認定 |
デメリット | ・コーヒーの歴史や知識などの学びは少ない |
標準学習期間 | 4ヶ月~ |
こんな方におすすめ | ドリップ技術を高めたい |
コーヒー大手の提供しているのが、UCC匠の珈琲講座「ドリップマスターコース」です。
コーヒーのスペシャリストを数多く輩出しているUCCのコーヒーアカデミー。そのコーヒー専門の育成機関が持つコーヒーの技術やノウハウを、たったの4ヶ月で習得できます。
講座を運営しているのは通信講座大手のユーキャンですので、信頼性も抜群。
講座の内容はドリップの技術に特化していて、抽出の手順やおいしく淹れるコツ、フードとのマリアージュなど、より美味しいコーヒーを楽しむためのスキルが学べます。
実際にドリップした内容をレポートにして提出し、講師に添削してもらうなど、コーヒーに関する知識全般を学ぶというより、コーヒーを淹れる腕をとことん磨きたい人向けの講座と言えるでしょう。
自宅で今よりもっと美味しくコーヒーを淹れたい方や、美味しいコーヒーを提供するカフェで働きたい方などにおすすめの講座です。
なお、資格を取るための試験はありません。
講座の受講を修了すれば「UCCドリップマスター」として認定されるので、「勉強とか試験は苦手・・・」という方でも、確実に資格を認定してもらうことができます。
また、受講の際にはテキストと一緒にドリップ用の器具一式がついてきます。
教材の一覧を見る
- メインテキスト3冊
- DVD2巻「UCCコーヒー博物館」「UCCコーヒー博物館紹介」
- 珈琲手帖
- ガイドブック
- 添削関連書類
- その他(質問用紙等)
- 細口ポット
- ドリッパー
- サーバー
- ミル
- デジタルスケール
- ペーパーフィルター
- コーヒー豆(6種)
UCCコーヒーアカデミーの講師が厳選したミル・ドリッパー・ケトルなど、抽出に必要な器具が全て揃うので、器具を持っていないコーヒー初心者の方でも安心して講座を受講できますよ。
関連記事:ユーキャンの口コミ・評判は?実際の声を調査した結果・・・
UCC匠の珈琲講座/おうちdeカフェコース
講座運営 | ユーキャン |
受講料金 | 39,000円 ※分割払い可 |
メリット | ・アレンジコーヒーのレシピやフードペアリングを楽しく学べる ・ドリップマスターコースとテキストは同じ |
デメリット | ・コーヒーの歴史や知識などの学びは少ない ・資格の認定はされない |
標準学習期間 | 4ヶ月~ |
こんな方におすすめ | おうちカフェをおしゃれに充実させたい |
おうちdeカフェコースは、ドリップマスターコースよりも初心者向けです。
添削課題はなく、マイペースにアレンジコーヒーやフードペアリングの知識などを学ぶ、おうちでのコーヒータイムをおしゃれに充実させたい方向けの内容となっています。
オールカラーのテキストには写真もたくさん使われていて、文章ばかりのテキストよりも読みやすく、パラパラ眺めているだけでも楽しめる内容です。
ただし、こちらは講座を修了しても資格の認定はありません。
あくまで自分でテキストを読んで、技術やレシピを学ぶ講座となります。
ですが、テキストの内容はドリップマスターコースと共通ですので、テキストレベルではドリップマスターコースと同レベルの知識を身に着けることも可能。
教材の一覧を見る
- メインテキスト3冊
- DVD2巻「UCCコーヒー博物館」「UCCコーヒー博物館紹介」
- 珈琲手帖
- ガイドブック
- コーヒー豆(6種)
わからないことは講師の方に質問できるので、気軽におうちでのコーヒーをもっと充実させたい、といった人にはおすすめの講座です。
カーサバリスタ/ティースペシャリスト
講座運営 | キャリカレ |
受講料金 | 108,800円 ※ハガキ申し込み価格 ※ネット申し込みの場合10,000円割引で98,800円 ※分割払い可 |
メリット | ・コーヒー、紅茶、開業の知識がまとめて得られる ・受講後のバックアップ体制が強固 |
デメリット | ・コーヒーと紅茶どちらかだけ学びたい方には不向き |
標準学習期間 | 3ヶ月~ |
こんな方におすすめ | 将来カフェで働きたいor経営したい コーヒーと紅茶の両方を学びたい |
カーサバリスタは日本能力開発推進協会(JADP)が認定する資格です。
コーヒーだけではなく、紅茶についても本格的に学び、講座終了後は「カーサバリスタ」「ティースペシャリスト」の両方の資格の取得が目指せます。
講座を運営しているのはキャリカレ。
こちらも通信講座の運営としてはかなり有名なため、安心度は高いです。
講座では写真やイラスト、映像などが豊富な教材を使って、コーヒー・紅茶・開業の3つを3ヶ月で学ぶことができるので、比較的短期間で資格を取得することが可能です。
テキストと一緒にコーヒー抽出器具一式、紅茶器具に合わせてサイフォンやフレンチプレスも提供されるため、これからコーヒー・紅茶を始めてみようという方でも安心。
教材の一覧を見る
- テキスト3冊
- コーヒー&紅茶リサーチノート1冊
- 添削問題1冊
- 【コーヒー豆】コロンビア ・ブラジル・モカ各50g 生豆 200g
- 【茶葉】 世界三大銘茶セット 5g アッサムC・T・C 40g アールグレイ 25g ディンブラ 25g
- コーヒーサーバー
- コーヒーミル
- 焙煎器具
- ドリップポット
- ドリッパー
- ペーパーフィルター
- 竹べら
- サイフォン
- フレンチプレス
- ティーポット
- ティーメジャー
資格を就・転職に活かしたい方には、専属のキャリアコーディネーターが資格取得後のキャリアをバックアップしてくれます。
面接のコツや職務経歴書の書き方、利用者の要望に合わせた求人情報など、サービスは満載です。
開業する人にはHP作りを簡単に行えるテンプレートの無料提供でサポートしてくれます。
カフェで働きたい方、将来カフェの開業を考えている方におすすめの講座です。
関連記事:カーサバリスタってどんな資格?
関連記事:キャリカレの口コミを大調査
コーヒースペシャリスト
講座運営 | formie |
受講料金 | サブスクプラン:初回980円 2回目以降3,980円 個別購入:38,500円 |
メリット | ・リーズナブルに受講できる ・サブスクプランは自分のペースで学習可能 |
デメリット | ・紙のテキストがないので学習しづらい |
標準学習期間 | 1ヶ月~ |
こんな方におすすめ | 自分のペースで勉強したい コーヒー以外にもいろんな資格を勉強したい |
コーヒースペシャリストは日本能力教育促進協会(JAFA)が認定する資格です。
豆の知識・コーヒーを淹れる技術から、カフェ開業のノウハウまで、コーヒーに関する基礎的な知識を習得することができます。
講座を運営しているのはformie。
anaなどの雑誌や様々なメディアで取り上げられている通信講座サービスです。
講座の受講方法は2通りあり、一括で個別購入する方法と、サブスクプランの2つから選べます。
サブスクプランではひと月ごとに1,000ポイントが付与され、1講座に1,000ポイントを消費して好きな講座を受講します。
忙しくて講座が受講できなかった場合も、翌月にポイントが繰り越されるので自分のペースで勉強が可能。※ポイントの有効期限は6ヶ月。
毎月いろんな講座が受講できるので、コーヒーだけでなく、いろんなことを勉強したい・資格を取りたい方におすすめです。
教材はスマホやPC・タブレットでも閲覧できるので、通勤中や家事の合間など、いつでもどこでも勉強ができます。
教材内容の一部を見る
- Lesson1 コーヒーの基礎知識
- Lesson2 コーヒー豆について
- Lesson3 豆の選び方・銘柄・チャート・質
- Lesson4 焙煎・焙煎度や化学変化、焙煎プロセス
- Lesson5 コーヒーの様々な淹れ方をマスターする
- Lesson6 コーヒーの栄養学
- Lesson7 コーヒーの常識と新しいムーブメント
- Lesson8 スペシャルティコーヒー厳選104
- Lesson9 ラテアート&デザインカプチーノをマスターする
- Lesson10 アレンジコーヒーをマスターする
- Lesson11 コーヒーのフードペアリング
- Lesson12 コーヒーカッピング
- Lesson13 ホームバリスタになるためのブレンド技術修得
- Lesson14 自家焙煎技術の修得
- Lesson15 カフェ・珈琲専門店の開業ノウハウ
資格取得までの学習と資格取得後の活動や活用方法
紙のテキストを持ち歩く必要がないので、学習中に重たい思いをしなくて済むのもメリットですね。
関連記事:コーヒースペシャリストってどんな資格?
関連記事:formieの口コミをSNSで調べてみた
コーヒーコーディネーター
講座運営 | ハッピーチャレンジゼミ |
受講料金 | 70,400円 ※分割払い可 |
メリット | ・コーヒー抽出器具付き講座 ・課題のクリアで資格認定 |
デメリット | ・学習期間が長め |
標準学習期間 | 6ヶ月~ |
こんな方におすすめ | 知識・焙煎・抽出からカフェ経営まで総合的に学びたい |
コーヒー豆の知識から、焙煎・抽出、アレンジコーヒーはもちろん、エスプレッソの抽出テクニックまで、幅広い知識を得られるのがコーヒーコーディネーターです。
コーヒーの知識だけでなく、カフェを開業する時のポイントまで学べるため、コーヒーやカフェ経営について総合的に学びたい人におすすめです。
課題も学科4回、実習4回あり、専門家の方が細かくチェックしてくれます。
そして、全ての課題に合格すると、晴れてコーヒーコーディネーターの資格を得ることができます。
ミルやドリッパー、サーバーなど、ドリップに必要な器具もセットで提供されるため、器具を持っていない初心者でも気軽に受講できます。
一緒に送られてくる実習用の豆はスペシャルティクラスですので、実習から世界トップレベルの農園のハイレベルな豆で学ぶことが可能です。
教材の一覧を見る
- ドリッパー(1~4人用、一つ穴式)
- 専用ペーパーフィルター
- レンジサーバー
- 電動コーヒーミル
- 実習用コーヒー豆 8種類×50g
- テキスト4冊
- DVD1~3
- ガイドブック
- 提出課題
- 通信票
- 提出用封筒
標準学習期間は6ヶ月と比較的長めですが、自分のペースで学習が進められるため、もっと早く終わらせることもできます。
おすすめの資格です。
関連記事:コーヒーコーディネーター資格について解説
総額も要チェック!初心者おすすめのコーヒー資格の費用を比較
資格の勉強は何かと費用がかかります。
できるだけ費用を抑えて受講したいと考える方も多いでしょう。
資格勉強の費用は講座の受講料さえ払えば大丈夫、ということはなく、試験の受験料や資格の認定料など、追加費用がかかる場合もあります。
出費を抑えたい場合は講座の料金だけでなく、総額で判断しましょう。
資格名 | 受講料金 | 受験料金/認定料 |
---|---|---|
コーヒーソムリエ/ | ・基本講座:68,000円 | 各10,000円/5,500円 ※認定カード・認定証は各5,500円 |
UCC匠の珈琲講座/ ドリップマスターコース (ユーキャン) | 69,000円 | -/- |
UCC匠の珈琲講座/ おうちdeカフェコース (ユーキャン) | 39,000円 | -/- |
カーサバリスタ (キャリカレ) | 108,800円 | 各5,600円/- |
コーヒースペシャリスト (formie) | サブスクプラン:初回980円 | 講座料金に含まれる ※サブスクの場合は別途ポイントが必要 |
コーヒーコーディネーター (ハッピーチャレンジゼミ) | 70,400円 | -/- |
※foemie以外は一括払いの料金を記載
※ハガキ申込価格とは、ハガキ・フリーダイヤル・FAX等、Webサイト(インターネット)以外からのお申し込みの際の、 各種割引(受講生割引、紹介割引、WEB申込割引)等が適用されていない価格を指します。
最も費用が安く済むのはコーヒースペシャリストです。
多くの講座が万単位の費用がかかる中、formieのサブスクプランなら初回は980円、2回目以降も3,980円で受講が可能。
試験の受験と認定証の発行にポイントが必要ですが、合わせても1万円以下です。
ですが、SNSの口コミを見る限り、誰でも取れる入門的な内容とのことなので、他の資格と比べると専門性が低い可能性があります。
それ以外の講座は4~11万円です。
唯一、コーヒーソムリエ/カフェオーナー経営士の講座は、基本講座かスペシャル講座によって料金が変わります。
スペシャル講座では、課題をきちんとこなして受講が完了すれば認定されるので、確実性を買っているという見方もできるでしょう。
ただし、いくら受講料金が安くても、自分の求める知識が得られないのでは意味がありません。
料金は見ながらも、自分が学びたい内容が学べるかどうかは意識してくださいね。
試験不要で初心者でも確実に取れるコーヒー資格を比較
初心者が資格を取る場合は、取得のしやすさも重要です。
0から勉強するとなると時間もかかりますし、頑張って勉強して試験を受けても、不合格になってしまう可能性もあります。
その場合は、試験が免除されている資格がおすすめ。
講座を受講して、添削課題を全てクリアすれば認定してもらうことができます。
試験が苦手な方や、不合格で資格の認定を遅らせたくない方は、確実に取れる資格を選ぶのも選び方の一つです。
資格 | 認定条件 |
---|---|
コーヒーソムリエ/カフェオーナー経営士 | 添削課題を全てクリア後、卒業課題を提出 ※スペシャルコースのみ |
UCCドリップマスター | 添削課題をクリアして卒業課題を提出 |
コーヒーコーディネーター | すべての課題に合格 |
コーヒーコーディネーターはコーヒーやカフェ経営について総合的に学ことができる上に、全ての課題に合格すればコーヒーコーディネーターとして認定されます。
UCCドリップマスターはコーヒー全般の知識を得る資格ではありませんが、こちらも講座が修了すれば、ドリップマスターとして認定してもらうことができます。
コーヒーの抽出器具もついてくるので、器具を持っていない完全初心者の方でも安心です。
講座の受講料が高めですが、コーヒーソムリエ/カフェオーナー経営士もおすすめです。
基本講座では試験が必要ですが、スペシャル講座を受講した場合は、添削課題をクリアして卒業課題を提出すれば認定されます。
2つの資格が同時に取れるため、コーヒーについて本格的に学びたい方は、受講を検討する価値があるでしょう。
ただし、いずれの資格もただ取ればいいというわけではありません。
きちんと勉強して知識を自分のものにしないと、せっかくの資格の信頼度も薄れてしまいますのでご注意くださいね。
世界で活躍!?在宅では取れないコーヒーの資格もご紹介
ここまでは自宅で取得可能な資格をご紹介しましたが、会場に行って受験しなくてはいけない資格もあるのでご紹介します。
- コーヒーインストラクター
- コーヒー鑑定士
- コーヒーマイスター
- コーヒープロフェッショナル
- コーヒースキルズプログラム
- Qグレーダー
- JBAバリスタライセンス
これらはいろんな資格を扱う通信講座の認定資格ではなく、コーヒー関連の協会やスクールが認定している資格です。
資格の権威性という面については、ここまでにご紹介した資格より高いかもしれません。
ですが、通信講座でいつでも受験できる資格と違って、試験の日程が年1、2回であったり、試験会場が限られていることがほとんどです。
近場で受験できればいいですが、遠いのに無理して受験する場合は、本当に必要な資格かどうかを検討する必要があります
コーヒーインストラクター
コーヒーインストラクターはJCQA(全日本コーヒー商工組合連合会)が認定している資格です。
コーヒーの正しい知識の普及や、ドリップ技術の向上などを目的としています。
資格は3級から1級まであり、3級は講座を受講するだけで得られる入門的な内容ですが、1級ともなると、合格率が20%前後の難関資格となります。
2003年に立ち上げて、すでに20年以上と歴史も古く、多くの方が受験している資格です。
コーヒー鑑定士
コーヒーインストラクター1級を取得した人だけが受験できる超難関資格、それがコーヒー鑑定士です。
合格率はなんと3~5%。
日本の有資格者数はたったの50名ちょっとと、激烈な難易度を誇っています。
商品設計・生豆鑑定・品質管理の3つの教科に分かれていて、それぞれの教科で合格するとコーヒー鑑定士として認定されます。
コーヒー界隈での有名人、岩崎泰三さんも、この難関資格を持っています。
コーヒー鑑定士公式サイト
※コーヒーインストラクターと同じサイトです。
コーヒーマイスター
日本スペシャルティコーヒー教会(SCAJ)が認定しているのが、コーヒーマイスターです。
プロのサービスマンとして、コーヒーに関する深い知識、基本技術を習得することができます。
ただ、資格には有効期限があり、3年ごとに更新が必要です。
現在コーヒー関連の仕事をしているならよいですが、将来やってみたい、という方は、今から取っても資格を活かすことなく期限がきてしまいます。
ですので、資格を活かすタイミングが明確な方向けといえるでしょう。
UCCコーヒープロフェッショナル
UCCコーヒープロフェッショナルはUCCコーヒーアカデミーが認定している資格です。
目的やレベルに応じてセミナーを選ぶことができ、コーヒーのテイスティングやブレンドの組み立て、鑑定トレーニングなど、コーヒーの専門性を高めることができます。
受講はスクールのある神戸または東京か、オンラインでのセミナーとなります。
コーヒーのスペシャリストの講座を受けられるのは魅力ですが、近くに住んでいないと通うのは難しいため、万人におすすめする資格ではありません。
コーヒースキルズプログラム
コーヒースキルズプログラムは、世界で最も権威のあるコーヒー協会、SCA(Specialty Coffee Association)による世界的な資格制度です。
海外でコーヒーの仕事に携わりたい方にとっては、自分の実力を示すことができる資格です。
その分、難易度も高く、また、講座の受講費用もかなり高額です。
コーヒーを趣味で学ぶのではなく、すでに業界に努めていて、スキルアップしたい方などに向いていると言えるでしょう。
Qグレーダー
コーヒーの国際資格であるQグレーダー。
「Licensed Q Grader」と呼ばれ、SCA(スペシャルティコーヒー協会)が定めた基準や手順で、コーヒーの評価ができるとCQI(Coffee Quality Institute)によって認定されると得られる資格です。
プロの味覚と嗅覚があるかどうか、6日間かけて19個の試験を行い、合格すれば晴れてQグレーダーとして豆の評価・鑑定をすることができます。
QアラビカグレーダーとQロブスタグレーダーがあり、両方を取得している日本人は極めて少ないと言われています。
こちらも非常に狭き門ですが、取得すればコーヒー業界において、仕事の幅が増えることは間違いありません。
JBAバリスタライセンス
エスプレッソについて専門的に学べる数少ない資格が、JBAバリスタライセンスです。
マシンの構造・取り扱いから抽出技術など、バリスタに求められる幅広い知識や技術を学ぶことができます。
資格取得後は、開業希望者にはUCCグループがサポートしてくれるので、バリスタを目指す方は、取っておきたい資格といえるでしょう。
コーヒーの資格を取得するメリット
初心者でもそうでなくても、コーヒーの資格を取ると様々なメリットがあります。
以下は資格を取得することで得られるメリットです。
- 趣味のコーヒーがさらに楽しくなる
- コーヒーに関する専門的な知識が手に入る
- コーヒーの資格は履歴書に書ける
- コーヒー業界への就職・転職にも有利
- 将来コーヒーを仕事にしたい時に役立つ
順番に解説します。
メリット①趣味のコーヒーがさらに楽しくなる
趣味でコーヒーを楽しんでいる場合も、コーヒーの資格は有用です。
豆の産地や精製方法などを学ぶことで、自分が飲んでいるコーヒーに対する理解度がより深まったり、ビーンズショップやSNSのコーヒー仲間と、より深い話ができるようになります。
おうちでのコーヒーがもっと楽しめるようになるので、コーヒーを仕事にしない方でも、コーヒーの勉強をするのはおすすめです。
メリット②コーヒーに関する専門的な知識が手に入る
資格の勉強をすることで、コーヒーに関する幅広い知識が手に入ります。
コーヒーに含まれる成分が、どんな状況でどう味覚に影響するのかなど、抽出に役立つ知識もあり、普段のドリップに活かすこともできるでしょう。
家でただ淹れているだけでは手に入らない知識もあるので、これまで疑問だったことが解決できるかもしれません。
メリット③コーヒーの資格は履歴書に書ける!
資格を取るうえで気になるのは、履歴書に書けるかどうかです。
せっかく資格を取っても履歴書に書けなければ、取得する意味が減少してしまいます。
その点、コーヒーの資格は履歴書に書くことが可能です。
国家資格ではないので評価は保証されませんが、何も資格を持っていないより遥かに有意義です。
履歴書を書くことがあれば、自信を持って書きましょう。
メリット④コーヒー業界へ就職・転職にも有利
コーヒー業界に勤めたいと思った場合、就職・転職には有利に働きます。
採用する側からしても、資格を持っていることで、最初からある程度の知識を持っているのははありがたいはずです。
なぜなら、なにも知らない人に1から教えるより、ある程度知っててくれた方が育成コストをかけずに済むからです。
野球で例えるなら、バットの持ち方から教えなくてはいけないのと、とりあえず打席に立たせて細かいフォームの修正を施していくようなものです。
勉強する意欲があることも伝わるので、意欲や知識を証明できる資格を持っておいた方がいいでしょう。
メリット⑤将来コーヒーを仕事にしたい時に役立つ
資格を取ってすぐにコーヒーを仕事にしない方でも、今勉強をしておくことに損はありません。
もし、実際に必要になった時には忘れていたとしても、「これはあのテキストに書いてあったな」、と思い出すフックになります。
むしろ、年齢を重ねてから勉強するのは大変です。
気持ちは若いつもりでいても、勉強した内容は若いときのように頭に入ってきません。
もし今勉強するかどうかで迷っているなら、勉強できるときにしておくことをおすすめします。
まとめ~自分に目的に合うコーヒー資格を取ってスキルアップにつなげよう~
初心者でも在宅で取れるコーヒーの資格・講座を6つご紹介しました。
- コーヒーソムリエ/カフェオーナー経営士
- UCC匠の珈琲講座 ドリップマスターコース
- UCC匠の珈琲講座 おうちdeカフェコース
- カーサバリスタ
- コーヒースペシャリスト
- コーヒーコーディネーター
それぞれ学べる内容が少しずつ違うので、自分がどんな目的でどんな知識を得たいのかで、取得する資格が変わります。
ただ、それでも迷ったらおすすめはコーヒーソムリエ/カフェオーナー経営士です。
コーヒー知識全般を専門的に学ことができるうえ、カフェ経営のポイントなども身に着けることができます。
初学者も多く、初心者の方でも安心して受けられますし、スペシャル講座を受講することで試験免除で資格認定が受けられます。
現在カフェなどで働いていて権威性を付けたい方、将来コーヒー関連の仕事に就きたい方、全般的におすすめできる資格ですよ。
家でダラダラSNSや動画を見ている時間を資格の勉強に充てて、本業・副業への第一歩を踏み出しましょう。
Q&A
資格は独学で取れる?
完全独学でもある程度の勉強はできますが、効率が悪いのでおすすめはしません。
また、資格によっては受験資格が講座の受講であることも多いので、そもそも完全独学では受験すらできない場合があります。
講座を受講すれば講師の方の指導が受けられますし、わからないことは質問できる場合がほとんどです。
試験を受けなくても、課題を提出してきちんと修了すれば資格を認定してもらえる講座もあります。
様々な面において、講座を受講したうえで資格に挑む方が効率がよいでしょう。
世界で使える資格はどれ?
資格の多くは日本国内の企業や協会が独自に認定しているものなので、基本的に世界で認められる資格ではありません。
その中で、Qグレーダーとコーヒースキルズプログラムは、海外のコーヒー関連機関が関わっているため、世界でも通用する資格です。
難易度が非常に高いですが、取得した後は海外での活躍も目指せるでしょう。
開業するのに資格は必要?
どんな仕事をするかによりますが、例えばカフェを開業するなら、食品衛生責任者や防火管理者などの資格は必要です。
飲食店を経営するなら営業許可証なども取らなくてはいけないでしょう。
ただ、コーヒーを仕事にすることに関しては、必須の資格はありません。
資格がなくても、焙煎士やバリスタをすることは可能です。
ですが、例えばビーンズショップを開業するのに豆の生産地のことを知らないようでは、続けていくことは難しいでしょう。
自分がどんな仕事に就きたくて、どんな知識・技術が必要なのかによって、コーヒーを学ぶ必要はあるといえます。
講座の受講の流れは?
サイトによって異なりますが、基本的な流れは以下の通りです。
- 講座を運営しているサイトを開く
- 受けたい資格を選択する
- 教材の送付先や決済方法を入力する
- 教材が届く
- 勉強開始
講座のキャンセルはできる?
もし都合が悪くなったりして講座をキャンセルしたくなった場合、講座のキャンセルは可能です。
条件などはHPに記載されているので、確認しましょう。
ただし、キャンセルできる条件は講座によって異なります。
教材が届いてから8日以内、受講申し込み日から7日以内など、講座ごとに違いがあるので、合わせて確認しておきましょう。