コーヒーで痩せる!?コーヒーダイエットの効果や方法を徹底解説

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ネコさん
コーヒーでダイエットってどういうこと?
効果や方法、注意点が知りたいな。

最近コーヒーダイエットというダイエット方法をよく耳にします。

確かに、手軽に手に入るコーヒーを飲んでダイエットの効果があがったら嬉しいですよね。

でも、実は飲み方に注意しないと、効果をあげるどころか逆効果になる可能性もあるんです。

 
Kすけ
ただ飲めばいいってものではないんです。

この記事では、コーヒードリップ歴3年のコーヒー好きが、コーヒーダイエットの効果や方法について解説します。

どうすれば効率的にコーヒーダイエットの効果が得られるのかや、注意点などがわかりますよ。

  • 浅煎りのコーヒーをブラックかつホットで飲むのがコーヒーダイエット
  • カフェインの取り過ぎには注意が必要
  • 運動やバランスの良い食生活と組み合わせるのが基本

コーヒーダイエットとは?ホットのブラックコーヒーで脂肪燃焼効率を上げるダイエット

コーヒーダイエットというのは、ブラックコーヒーをホットで飲み、ダイエット効率をあげる方法のこと。

コーヒーには様々な成分が含まれており、その中には脂肪の燃焼を助けたり、代謝を良くしたりといった効果が期待されるものが含まれています。

ただし、当然ですが、コーヒーだけで痩せるということはありません。

ダイエット効果が期待できる成分を最大限活用したうえで、運動やバランスの良い食事をする。それがコーヒーダイエットです。

 
Kすけ
運動・食生活改善といったダイエットにプラスアルファで効率を高めるものと考えましょう。

コーヒーダイエットで効果アップを期待される成分は2つ

コーヒーダイエットで効果を期待されている成分は2つあります。

1つはコーヒーの成分として、まず最初に思い浮かぶであろうカフェイン

一般的には眠気を覚ます・覚醒作用をもたらすといった効果で知られています。

そして、もう一つの成分が、コーヒー豆中にカフェインよりも多く含まれているクロロゲン酸です。

コーヒーダイエットにおいては、この2つの成分がダイエットに効果があるとされています。

 
Kすけ
この2つの主な成分について解説します。

カフェイン

カフェインには交感神経を優位にする効果があることは有名です。

交感神経が優位になると、脂肪の合成を抑制して分解するリパーゼという酵素が活性化し、脂肪の分解促進を促すと言われています。

また、覚醒作用による疲労感の軽減や集中力アップといった効果もあるため、運動時の持久力アップなども期待することができます。

 
Kすけ
運動前の摂取が効果的ということです。

クロロゲン酸

クロロゲン酸というのはポリフェノールの一種です。

ポリフェノールというと赤ワインが有名ですが、コーヒーにも赤ワインと同程度のポリフェノールが含まれていることがわかっています。

全多糖類24.0~39.0%
小糖類0~3.5%
脂質14.5~20.0%
たんぱく質13.0~15.0%
全クロロゲン酸類(ポリフェノール)1.2~1.3%
カフェイン~1.0%
トリゴネン0.5~1.0%
脂肪族酸1.0~1.5%
無機成分3.5~4.5%
腐食酸16.0~17.0%
参考:全日本コーヒー協会

そしてこのクロロゲン酸にも脂肪の燃焼を促す効果があるとされています。

クロロゲン酸は特定保健用食品(トクホ)も許可されていて、コーヒーから抽出したクロロゲン酸類(5-カフェオイルキナ酸として)を関与成分として、「体脂肪が気になる方に適する」「血圧が高めの方に適する」といった、保健用途の表示が可能です。

 
Kすけ
トクホというのは、効果や安全性の審査で健康維持・増進に役立つという科学的根拠が認められて、消費者庁長官から表示が許可された食品のことです。

他にも、血糖値の上昇を抑える効果、糖尿病の発症リスクが下がると言われています。

ただ、こちらに関しては人に対しての十分なエビデンスがないため、鵜呑みにしないようにしましょう。

コーヒーダイエットの方法を解説!ブラックかつホットで飲むのが大事

コーヒーダイエットの方法を解説します。

カフェインやクロロゲン酸の効果を上手に活用するためには、以下の内容に気を付けると良いでしょう。

  • ブラックで飲む
  • 浅煎りコーヒーを飲む
  • インスタントではなくドリップで
  • アイスじゃなくホットで飲む
  • 食後や運動前に飲む
  • 1日の摂取量目安はカップで3~4杯

理由について順番に解説します。

砂糖や牛乳はNO!苦くてもブラックで飲もう

コーヒーの味が苦手で、砂糖や牛乳を入れたくなる人もいるかと思います。

ですが、コーヒーダイエットするときは、何も入れずにブラックで飲むのが基本です。

ダイエットのために糖分や脂質を摂取していては意味がありません。

どうしてもブラックで飲めない場合は、低脂肪乳を入れることで、味をマイルドにすることができます。

 
Kすけ
アーモンドや黒糖などの香りが付いているフレーバーコーヒーを飲むという手もあります。

関連記事:フレーバーコーヒーとは?メリット・デメリットをご紹介

クロロゲン酸を多く摂るなら浅煎り豆

クロロゲン酸は熱に弱く、熱を与え続けると分解されてしまいます。

コーヒーにおいては、クロロゲン酸は焙煎のときに最も減少するため、焙煎時間の短い浅煎りの豆を選ぶことが重要です。

 
Kすけ
焙煎というのは、生のコーヒー豆を加熱して、化学変化によってコーヒーらしい香味を作り出す作業のことです。

また、コーヒーの苦味は焙煎度が深くなるほど強くなります。

そのため、浅煎りの豆で淹れたコーヒーは、苦味が少ないことが多いです。

コーヒーの苦味が苦手な人でも、浅煎りのコーヒーなら飲みやすいかもしれません。

 
Kすけ
安売りされているものではなく、質の高い豆を使えば、嫌な酸っぱさもあまり感じなくて済みますよ。

ただ、浅煎りの酸味が苦手な方もいます。

酸味が苦手な方は、中深煎りや深煎りのコーヒーでも問題はありません。

深煎りの豆にもクロロゲン酸が入っていますし、苦手だからと止めてしまうくらいなら、多少効率が落ちても焙煎度が深いコーヒーを飲んだ方が良いです。

人それぞれ好みはあるので、続けやすい方を選ぶと良いでしょう。

インスタントよりドリップがおすすめ

コーヒーダイエットするときは、インスタントコーヒーよりドリップコーヒーを飲むのがおすすめです。

浅煎り豆を使ったインスタントコーヒーは商品数が少なく、スーパーなどで手軽に購入できません。

ドリップコーヒーであれば、浅煎りの豆は簡単に手に入るため、クロロゲン酸を多く取り入れることができます。

 
Kすけ
最初は面倒くさくても、習慣化してしまえばなんとも思わなくなりますよ。

面倒くさければ、コーヒーマシンに頼る方法もあります。

豆やカプセルをセットしたら、スイッチを押すだけで美味しいコーヒーを用意してくれるので、どんなに忙しいときでも手軽にコーヒーが飲めます。

関連記事:カプセル式コーヒーマシンのおすすめを徹底比較

 
Kすけ
インスタントコーヒーでもカフェインは摂れるので、コーヒーマシンもちょっと・・・という方はインスタントでも全然OKです。

なお、ドリップの方がインスタントよりカフェインが多いという情報をたまに見ますが、両者のカフェイン量にはほとんど差はありません。

食品安全委員会のデータによると、コーヒー100mlに含まれるカフェイン量はドリップで60mg、インスタントで57mg。

食品名カフェイン濃度備考
コーヒー60 mg/100 ml浸出方法:コーヒー粉末10 g/熱湯150 ml
インスタントコーヒー57 mg/100 ml浸出方法:インスタントコーヒー2g/熱湯140 ml
参考:食品安全委員会

これくらいなら誤差の範疇と言えるでしょう。

体温を下げないようアイスじゃなくホットで

コーヒーはアイスではなくホットで飲むと、コーヒーダイエットの効率をあげられると言われています。

アイスで飲んでしまうと、体温が下がってしまい、それに伴って代謝も下がってしまう可能性があります。

体温・代謝を下げないためには、ホットのコーヒーを飲むことが重要です。

 
Kすけ
夏は厳しいですけどね。

ちなみに、クロロゲン酸は熱に弱いため、お湯の温度は80℃前後で淹れた方がいいという情報もあります。

ですが、クロロゲン酸を添加した缶コーヒーを加熱殺菌する際、121℃で6分加熱してもクロロゲン酸は100%残存したという資料がありました。

そこから考えると、85~95℃の、それもせいぜい3~4分程度のドリップで、クロロゲン酸が大きく減少することは考えづらいです。

生豆から抽出したクロロゲン酸類を添加した缶コーヒーを試作したところ、121.1℃で6分加熱処理したブラックタイプでは100%残存し、中和後ミルクを添加し121.1℃で30分加熱殺菌したミルク入りタイプでも82.4%残存していた。
出典:コーヒーの機能性食品素材としての利用に関する研究<近畿大学大学院 農学研究科 応用生命科学専攻 岩井和也

また、浅煎りの豆を80℃前後で淹れると、苦味成分があまり出ず、かなりあっさりした、下手をすると酸っぱいコーヒーになります。

コーヒーダイエットはコーヒーが美味しくないと続きませんので、85~90℃程の湯温を使って、美味しくコーヒーを楽しむことをおすすめします。

 
Kすけ
抽出温度・時間によるクロロゲン酸量の差は、あまり気にする必要はないかと思います。

タイミングは食後や運動前がベスト

コーヒーは食後に飲むことで、血糖値の急激な上昇を抑制してくれる可能性があります。

また、運動前にコーヒーを飲むのもおすすめです。

運動をする60分くらい前を目安にコーヒーを飲むと、脂肪の燃焼に効果を発揮する可能性があります。

 
Kすけ
コーヒーダイエットは食事や運動とコーヒーを掛け合わせる方法なので、タイミングはけっこう重要です。

ただ、運動前でも空腹時に飲むと、お腹が痛くなることがあるので注意です。

1日の摂取量目安はカップ3~4杯

ダイエット効果をあげるため、コーヒーをたくさん飲んだ方が効果がありそうにも思えます。

ですが、コーヒーは飲み過ぎると胃痛や胸焼け、交感神経の興奮状態が続きすぎることも。

日本に摂取量の目安はありませんが、1日のカフェイン摂取量は300~400mg(コーヒー約3~4杯)を目安にすることをおすすめします。

 
Kすけ
300~400mgというのは海外で決められている目安です。

ただし、カフェインへの耐性は個人差がかなり大きいので、3~4杯に達しなくても、自分の体調と相談しながら摂取するようにしましょう。

コーヒーダイエットの口コミ・評判をご紹介

実際にコーヒーダイエットをしてみた人の声をSNSで調査しました。

結果について言及している人は少なかったですが、何人かは効果を実感している人もいましたので、ぜひご覧ください。

 
Kすけ
個人の感想であって、効果を保証するものではないことはご理解くださいね。

良い口コミ①えぐい痩せる

具体的に落ちた体重までコメントされています。

毎日2杯、起床後と夜ごはんの後のコーヒーでダイエットしたということです。

飲んでいるコーヒーは、いわゆるフレーバーコーヒーですね。

バニラやナッツの香りが添加してあるので、砂糖を入れなくても甘く感じて飲みやすいコーヒーです。

良い口コミ②めちゃくちゃ汗かく

コーヒーダイエットを始めたら、すごく汗をかくようになったとのこと。

代謝が良くなったことで、汗をかきやすくなっているのかもしれませんね。

良い口コミ③がぶ飲みせずにお腹膨れる

コーヒーの成分によるダイエット効率上昇というより、意識的にコーヒーを飲むことで、水分でお腹が膨れている可能性もあります。

いずれにしても、小腹が空いたときなどに間食代わりにコーヒーを飲むのも手段としてはありですね。

イマイチな口コミ①苦行

やり方を間違っているのか、コーヒーの味が苦手なのかはわかりませんが、嫌なものを続けるのは苦痛でしかありません。

ネット上には1日に複数杯飲みましょうといった情報もあったりすることから、カフェイン耐性を超えて飲んでしまってる可能性も考えられます。

自分がどれくらいコーヒーを飲んで平気なのかを知ったうえで、飲み過ぎないように気を付けましょう。

 
Kすけ

コーヒーの味が苦手な場合は、

  • 豆の焙煎度や生産地を変える
  • 低脂肪乳を入れる
  • フレーバーコーヒーを飲む

といった方法で対処ができます。

コーヒーが美味しければそこまで苦痛にはならないはずです。

イマイチな口コミ②カフェインアレルギーには無理

カフェインアレルギーの方は、無理しない方が良いでしょう。

ダイエットのために体を壊しては元も子もありません。

温かい飲料で代謝をあげることはできると思うので、ノンカフェイン飲料などを試してみるのも良いかもしれません。

コーヒーダイエットを失敗しないための注意点

コーヒーダイエットの成功率をあげるため、以下のことに注意しましょう。

  • カフェインの取り過ぎに注意
  • 砂糖・牛乳は入れない
  • 夕方以降のコーヒーは避ける
  • 妊娠中・授乳中の方はカフェインに注意
  • 効果には個人差がある

順番に解説します。

カフェインの取り過ぎに注意

どんなに早く痩せたくても、カフェインの取り過ぎには注意が必要です。

カフェインを取り過ぎると、胃痛や胸焼けなどを起こす原因となりえます。

また、短時間に集中して飲むことで、カフェイン中毒になる可能性もあります。

カフェイン中毒になると、めまいや動悸、頭痛・吐き気などに襲われることも。

 
Kすけ
何事も飲み過ぎは身体に良くないです。

カフェインは6時間前後で半減すると言われていますので、1日の中で複数回飲む場合は時間を開けて飲むようにしましょう。

ただし、カフェインの持続時間も個人差が大きいです。

自分の体調を見ながら飲んで、コーヒーで体調を崩さないよう気を付けましょう。

砂糖・牛乳は入れない

ダイエットのためにコーヒーを飲んでいるのですから、砂糖や牛乳を入れてしまっては意味がありません。

もし苦くて飲み辛いなら、脂肪分の少ない低脂肪乳を入れると、味がマイルドになって飲みやすくなります。

 
Kすけ
低脂肪乳なら脂質もカロリーもかなり少ないです。
牛乳の脂肪量エネルギー脂質
普通牛乳61kcal3.8g
加工乳/濃厚70kcal4.2g
低脂肪42kcal1.0g
出典:食品成分データベース

普通のブラックコーヒーが苦手なら、アーモンドや黒糖などのフレーバーが添加されているフレーバーコーヒーというものもあります。

香りが付いているだけで甘みを感じることができますので、余計なカロリーや脂質を摂取することなく、コーヒーを楽しむことができますよ。

夕方以降のコーヒーは避ける

コーヒーに含まれているカフェインには覚醒作用があります。

カフェインは飲んでから6時間前後で半減すると言われているので、夕方以降に飲むと、夜に眠れなくなる可能性があります。

 
Kすけ
睡眠不足からストレスが溜まって、ダイエットに悪影響が出ることも・・・。

夜にコーヒーが飲みたいときは、カフェインを90%以上カットしてあるデカフェを飲むと良いでしょう。

関連記事:おすすめのデカフェ豆をご紹介

妊娠中・授乳中の方はカフェインに注意

妊娠中・授乳中の方は、カフェインの摂取に注意しましょう。

カフェインは過剰に摂取することで、胎児や乳児に悪影響を与える可能性があります。

コーヒーが飲みたいと思ったら、まずは産婦人科の先生などと相談して、安全に飲むことをおすすめします。

 
Kすけ
デカフェやノンカフェイン飲料という選択もありますよ。

効果は個人差があることを理解しよう

どんなダイエット方法でも同じですが、コーヒーダイエットにも過度な期待は禁物です。

効果には個人差がありますので、なかなか痩せないからといってストレスを感じていては逆効果にもなりえます。

 
Kすけ
痩せたらラッキーくらいに思っておくといいですよ。

ダイエットはバランスの良い食生活と運動が基本です。

コーヒーはダイエットの効率を少しあげるくらいのものとして考えておくと、余計なストレスを感じずに済みますよ。

ただ、コーヒーのダイエット効果をもっと求めるなら、ダイエットコーヒーを試してみるのも良いでしょう。

コーヒーダイエットの効果をより高めるならダイエットコーヒーもおすすめ

コーヒーダイエットはコーヒーがもともと持っている成分を活かしてダイエットに活用する方法。

ダイエットコーヒーはダイエットに効果があるとされる成分をコーヒーに添加して、コーヒー自体にダイエット効果を持たせたものです。

 
Kすけ
様々な種類のダイエットコーヒーがあります。

ダイエットコーヒーの多くはインスタントタイプのコーヒーですので、続けやすいことも魅力の一つです。

コーヒーダイエットの目的はブラックコーヒーや浅煎りのコーヒーを飲むことではなく、「痩せること」です。

自分に合った方法を選択しましょう。

まとめ~コーヒーを飲んでダイエットを成功させよう!~

コーヒーダイエットはコーヒーの成分でダイエット効率を向上させる方法です。

カフェインとクロロゲン酸には脂肪の分解を促進させる効果があると言われています。

コーヒーダイエットを成功させるコツは以下の通り。

  • カフェインの取り過ぎに注意
  • 砂糖・牛乳は入れない
  • 夕方以降のコーヒーは避ける
  • 妊娠中・授乳中の方は要注意
  • 効果は個人差がある

効果を得ようと、食事をコーヒーに置き換えたり、過剰に飲み過ぎたりすると、体調を崩す原因にもなりえます。

ダイエットはあくまでバランスの良い食生活と運動がベースにあることを理解して、過度な期待をしないことが重要です。

ですが、カフェインに強い人やコーヒーが好きな人、簡単で続けやすいダイエットを探している人には、コーヒーダイエットはおすすめ。

美味しくコーヒーを楽しんで、健康的にダイエットを成功させましょう!