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氷を入れると味が薄くなるんだけどどうしたら・・・
暑い時期になるとアイスコーヒーが飲みたくなりますよね。
でも、おいしいアイスコーヒーを作ろうと思っても、自分で作ったコーヒーはなんだかイマイチ。
この記事では、ハンドドリップ歴3年のコーヒー好きが、急冷式ハンドドリップアイスコーヒーのレシピを解説します。
急冷式アイスコーヒーを作るときのポイントがわかれば、おいしいアイスコーヒーが作れるようになりますよ。
- 粉と水の割合は1:10
- 氷で薄まることを想定して濃いめに作る
- 氷を入れるタイミングで味わいが変わる
・コーヒー系ブロガー【Kすけ】
JSFCA認定コーヒーソムリエ・J.C.Q.A.認定コーヒーインストラクター3級
おうちカフェが好きなカフェインが効きすぎる34歳
おうちカフェを楽しむための、通販で買える美味しいコーヒー・デカフェ・スイーツの情報を発信中♪
急冷式アイスコーヒーとは?ホットコーヒーを氷で冷やして作るコーヒー
急冷式アイスコーヒーというのは、ホットのコーヒーを大量の氷で急速に冷やして作るアイスコーヒーのこと。
急速に冷やすので急冷式アイスコーヒーといいます。
コーヒー粉を水に漬け込んで作る水出しコーヒーと違い、抽出にお湯を使うことで、コーヒーの苦味成分がしっかり抽出できるのが特徴です。
ハンドドリップで急冷式アイスコーヒーを作るのに必要な器具は3つ
ハンドドリップで急冷式アイスコーヒーを作るのに必要な器具は、通常のハンドドリップをするときと同じです。
必要な器具は以下の3つ
- ドリッパー&フィルター
- ドリップポット
- コーヒーサーバー
あとはコーヒー豆(粉)と氷を用意すればOKです。
急冷式アイスコーヒーの2杯立て用レシピ!ポイントは粉と水の比率
急冷式アイスコーヒーの作り方をご紹介します。
基本的な作り方は、「コーヒーを淹れて氷で冷やす」だけです。
レシピの詳細はこんな感じ。
粉:水 | 20g:200ml |
湯温 | 83~93℃ |
挽き目 | 中細挽き |
注湯 | 1回目 40ml 45秒 2回目 40ml 45秒 3回目 60ml 45秒 4回目 60ml 45秒 |
氷 | 80~100g |
湯温は豆の焙煎度に合わせて変えます。
深煎りの豆を高温で淹れると嫌な苦味まで出てしまいますし、浅煎りの豆を低温で淹れると味がぼんやりして薄っぺらくなってしまいます。
抽出時間は、お湯の注ぎ始めから数えるとわかりやすいです。
このレシピではトータル3分で抽出していますが、抽出にかける時間が長すぎると、コーヒー豆のおいしくない成分まで出てしまいます。
2分半から3分ちょいくらいで淹れると、雑味成分が出づらいです。
その他に、3つほどポイントがあります。
- 粉と水の比率は1:10
- 氷は8~12個ほど
- 氷を入れるタイミング
順番に解説します。
粉と水の分量は1:10の比率がおすすめ
粉と水の分量比率は1:10がおすすめです。
ホットコーヒーを飲むときは、1:15くらいの比率で淹れる人が多いですよね。
ですが、急冷式アイスコーヒーの場合、作ったコーヒーに大量の氷を入れて冷やします。
溶けた氷でコーヒーが薄くなりますので、氷で薄まってちょうどいい濃さになるように、濃いめに作りましょう。
ただ、1:10の比率にこだわる必要はありません。
ご紹介したレシピはあくまでおすすめの比率なので、薄いと思ったら粉の量を増やして抽出しましょう。
氷の量は8~12個くらい
コーヒーが出来たら、冷蔵庫で作った氷を8~10個ほど、サーバーに入れてかき混ぜます。
製氷皿の大きさにもよりますが、氷は大体1個当たり10g前後なので、10個入れれば約100g。コーヒーを作るのに注いだお湯200mlと合わせて、2杯立てにちょうどいいくらいの量になります。
味が濃ければ氷を多く、薄ければ氷を少なくして調節しましょう。
氷を入れるタイミングで味は変わる
コーヒーを冷やすために入れる氷ですが、実は氷を入れるタイミングで味わいが変わります。
いろんなメディアで紹介されるのは、氷を先にサーバー内に入れておく方法です。
氷先入れ式では、淹れたコーヒーの成分が揮発する前にコーヒー液が冷やせるため、濃厚な味わいになります。
ただ、ドリップ中の2~3分ほどは常に氷に熱湯が注がれる状態ですので、抽出完了時点で氷はほぼ溶けきり、ぬるいコーヒーが出来上がります。
一方、氷後入れ式だと、ドリップ中は少しずつ成分が揮発していきます。
ですが、抽出完了後に一気に冷やせるため、出来上がりはしっかり冷えたコーヒーになります。
どちらがいいかは人それぞれの好みによるので、どちらも試してみて、好きな方で淹れましょう。
アイスコーヒー用の豆は深煎りじゃなくてもいい
アイスコーヒーに使う豆は、深煎りがいいという人は多いです。
浅煎り豆だと味がぼやけやすいのが、深煎りを推奨する理由かと思います。
ですが、浅煎りでも粉を多めに使うことで、しっかり濃度感のあるアイスコーヒーを作ることは可能です。
深煎りに限定せず、どんなコーヒーが飲みたいかによって豆を選ぶと、より味わいの幅が広がります。
浅煎りのアイスコーヒーは、夏の暑い日にさっぱり飲むのにもってこいです。
深煎りの豆に限定せず、いろんなアイスコーヒーを楽しんでみましょう。
急冷式アイスコーヒーが薄い?氷で薄くなるときの対策
急冷式アイスコーヒーの味が、氷で薄くなってしまうときの対策をご紹介します。
どれも簡単にできる方法なので、味が薄いな~と思ったらぜひ試してみてください。
- 粉の量を増やす
- 氷の量を減らす
- 市販の氷を使う
それぞれ解説します。
粉の量を増やす
今回ご紹介したレシピでは、粉と水の割り合いは1:10でしたが、味が薄いと思ったら粉の割り合いを増やしてみてください。
粉の割り合いを増やすことで、コーヒーの濃度を上げることが可能です。
例えば粉と水を1:8くらいの比率で淹れれば、より濃いコーヒーを作れます。
ちなみに、お湯の量を減らしても濃度は上がりますが、出来上がり量が減ります。
比率を変えるのであれば、粉の量を増やして濃度を上げるのがおすすめです。
氷の量を減らす
粉の量を増やすのがもったいない場合、氷の量を減らすことでも対応できます。
氷が溶けて味が薄くなるのであれば、氷自体を減らして濃度感を保つという考え方です。
ただし、サーバーに入れる氷を減らすとコーヒーがしっかり冷えず、グラスに注いだときにグラスが温まってしまって、ぬるいコーヒーになります。
なので、サーバーに入れる氷ではなく、グラスに入れる氷を減らして対応するのがおすすめです。
コーヒー粉を節約したいとか、大量に使うのがもったいないと思う場合は、氷の量で調節しましょう。
市販の氷を使う
かちわり氷などの純氷を使えば、コーヒーが薄くなるのを多少抑えることができます。
家庭の冷蔵庫で作った氷は不純物や気泡が多く、溶けやすいです。
一方、純氷は不純物や気泡が少なく、冷蔵庫で作った氷に比べて溶けにくいため、コーヒーも薄まりにくくなります。
また、不純物が少ないため、飲み物の味に与える影響も少ないです。
少し贅沢な方法ですが、おいしいアイスコーヒーを飲むために、買ってきた氷を使うのもありかもしれません。
質の高いアイスコーヒーを楽しむならおいしい豆が必要
おいしいアイスコーヒーを作るには、おいしいコーヒー豆が必須です。
安いコーヒー豆でもそれなりのアイスコーヒーは作れますが、ボリュームのある風味と余韻が心地よいアイスコーヒーを飲みたいなら、質の高いアイスコーヒー用の豆を使うのがおすすめ。
アイスコーヒーにしたときに真価を発揮するようにブレンドされているので、ワンランク上の味わいを楽しめます。
ひんやり美味しいアイスコーヒーが、暑い夏でも安らぎを与えてくれますよ。
ポストコーヒー
国内外のロースターと提携して、高品質なスペシャルティコーヒーを届けてくれるポストコーヒー。
独自のコーヒー診断によって、好みの味わいのコーヒーを楽しめます。
アイスコーヒー用のデカフェ豆・ドリップバッグもあるので、ついがぶ飲みしてしまいがちなアイスコーヒーでも、しっかりカフェインコントロールが可能です。
もちろん、通常のアイスコーヒー用ブレンドも売っているので、朝は普通のアイスコーヒー、夕方以降はデカフェのアイスコーヒーと飲み分けることもできますよ。
レビュー記事はこちら
珈琲きゃろっと
これまでコーヒーを飲んできた中でも、すごく驚いたのが珈琲きゃろっとです。
袋を開封した瞬間、部屋に広がる華やかな香り。
お湯をかけると大きく膨らむ粉、そこからわかる鮮度の良さ。
香り同様、口に含むと弾ける華やかさと、雑味がほとんどないクリアーな後味。
アイスコーヒーブレンドも売っていますが、初回限定のお試しセットはめちゃくちゃお得な価格で購入できます。
まずはお試しセットでアイスコーヒーを楽しんでから、アイスコーヒーブレンドを買うとWで楽しむことができますよ。
レビュー記事はこちら
マウンテンコーヒー
アイスコーヒーらしい苦味やコクをしっかり感じたいなら、マウンテンコーヒーもおすすめです。
炭火でじっくり丁寧に深煎りまで焙煎したコーヒーは、苦味だけでなく、苦味の奥にある甘味にもこだわっています。
スペシャルティクラスのコーヒーではありませんが、リーズナブルで求めやすい価格です。
豆のままでも挽いてもらって買うこともできますが、ドリップバッグでも売っていますので、コーヒーの抽出器具を持っていない人も、安心して購入できます。
レビュー記事はこちら
急冷式以外のおいしいアイスコーヒーを飲む方法をご紹介
急冷式以外のアイスコーヒーの作り方についてもご紹介します。
- 水出しコーヒー
- 氷出しコーヒー
それぞれ作りやすさも味わいも違うので、ぜひ試してみてください。
水出しコーヒー
水出しコーヒーはその名の通り、水で抽出したコーヒーです。
通常のコーヒーはお湯を使って抽出するため、コーヒーの中に苦味の成分が溶けだしやすいのですが、水を使って抽出したコーヒーは、熱を加えていないため、さっぱりとした味わいになるのが特徴です。
関連記事:水出しコーヒーの作り方
氷出しコーヒー
氷コーヒーはコーヒーを凍らせてから飲むコーヒーですが、氷出しコーヒーは氷を使って抽出したコーヒーになります。
時間がかかる、という点では一緒ですが、分類としては全然違いますね。
関連記事:氷出しコーヒーの作り方
まとめ~急冷式で夏のコーヒーを楽しもう~
急冷式アイスコーヒーは、ドリップしたコーヒーを氷で冷やすだけで簡単に楽しむことができます。
ポイントは以下の3つです。
- 粉と水の比率は1:10
- 氷は10個前後
- 氷を入れるタイミングで味が変わる
おいしいアイスコーヒーを作って、夏のコーヒーライフを楽しみましょう。