【世界一を獲った抽出法】粕谷 哲さんの4:6メソッド本をご紹介

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こんにちは
コーヒーとスイーツを愛するブロガー Kすけ(@desertandcafe)です。

コーヒーの世界でいろんな方が取り入れている抽出方法「4:6メソッド」。

世界チャンピオンの粕谷さんが考案したこの抽出法が、なんと書籍で学べます。

誰でも簡単に、世界一を獲った時の抽出法が真似できますし、抽出時の考え方がある程度理解できれば、ハンドドリップに不慣れな方でもアレンジする力が付くんじゃないでしょうか。

自己流でハンドドリップをしている方も、抽出の幅や引き出しを増やせるでしょう。

この本には、コーヒーを簡単においしく抽出する方法が詰まっていましたので、ご紹介したいと思います。

わたしも経験がありますが、誰かにコーヒーを淹れてあげたり、淹れ方を教えてあげたりして、「おいしい」って声を聞けると、嬉しいものです。

粕谷 哲さんってどんな方?

世界一のバリスタ

粕谷 哲(かすや てつ)さんはコーヒーショップ PHILOCOFFEA(フィロコフィア)の経営者であり、バリスタです。

ファミリーマートのコーヒーを監修されていますので、名前は知っているという方は多いんじゃないでしょうか。

この方が監修するようになってから、ファミマのコーヒーがグッとレベルアップしたんですよね。

2016年、WORLD BREWERS CUP(WBrC)というコーヒーの抽出技術を競う世界大会に出場し、バリスタになってからわずか3年弱で世界一に輝きました。

マジパネェっすね。

4:6メソッド

4:6メソッドってなに?

粕谷さん自身の抽出技術も素晴らしいのですが、粕谷さんが目指すのは「誰でも簡単に美味しくコーヒーが淹れられる」ということ。

世の中にはいろんな抽出方法がありますが、言ってしまえばそのどれもが正解です。

しかし、個人の技量などに頼らざるを得ないことが多々あることも事実。

一方、粕谷さんが考案した4:6(ヨンロク)メソッドを使えば、簡単にアベレージ以上のコーヒーを淹れられるようになります。

この4:6メソッドは粕谷さんが世界一を獲った時の抽出方法ですが、実演会で披露するなどした結果、現在では多くの人がこの抽出方法を真似したり、そこからアレンジしたりしています。

ちなみに、ユーチューブで大会の時の動画を見ましたが、審査員に英語で4:6メソッドのプレゼンをしてて、めちゃくちゃかっこよかったです。

あ、わたしは英語しゃべれないので、何言ってるかわからないんですけどね。

書籍:世界一の4:6メソッドでハマる美味しいコーヒー

そんなすごい知識や技術を惜しげもなく紹介している本が「世界一の4:6メソッドでハマる 美味しいコーヒー」です。

ぶっちゃけユーチューブでも4:6メソッドでの淹れ方は見れるのですが、わたしは好きな時にゆっくり見れる書籍の方が好きです。

書籍では4:6メソッドの考え方がわかりやすく説明されていますし、ドリップの手順を20分割して画像付きで解説してくれています。

ですので、ハンドドリップを始めて間もない方でも、この通りにやればおいしいコーヒーが抽出できると思います。

ちなみに

わたしはおいしくできました(ドヤァ

他にも、コーヒーを楽しむためのちょっとした知識やカッピングの方法など、コーヒーをあまり知らない方でも楽しめる内容です。

あと基本の4:6メソッドから調整したレシピなんかも載っていて、自分好みの味わいを簡単に目指すことができます。

抽出の考え方をちょろっと紹介

詳細は本を見てほしいんですが、4:6メソッドのポイントをざっくり説明すると以下の通りです。

  • 基本的に豆は粗挽き
  • 粉の量、お湯の量、注ぐタイミングをはかる
  • お湯の総量の40%で風味、残りの60%で濃さを調節

※本の帯に書いてあったことと同じになってしまったんですが、実際そうなのでしょうがない。

豆を粗挽きにすると、粒が大きい分、お湯の抜けがよくなるので、苦みやえぐみが出づらくなります。

薄味になってしまったらもう少し細く挽いてみたり、お湯の温度を上げてみたりすれば、調節可能です。

また、4:6メソッドでは粉とお湯の量は1:15の比率が基本です。

例えば2杯分淹れるなら、粉は20g、お湯は300CC、1投目で何CCまで注いで、何分でフィニッシュするか、などをきちんとはかること。

少し面倒くさいですが、そうすることで安定した抽出につながります。

最後、4:6メソッドの名前の由来になりますが、お湯を5投トータルで300CC注ぐとき、前半の2投で120CC(40%)、後半の3投で180CC(60%)注ぎます。

前半の2投でコーヒーの風味を、後半の3投で濃さを調節するというのが、4:6メソッドの考え方です。

余談ですが、この4:6メソッドを簡単に行うためのiOSアプリを、YOSHIMURA Yuuさんという方が開発されました。

事前にパラメーターを設定すると、お湯の量と抽出のタイミングをストップウォッチで示してくれるアプリです。

無料だったので実際に使ってみましたが、自分の頭で考えようとすると複雑なことでも、機械がパパっと計算して視覚的に示してくれるので、結構便利でした。

寝起きの頭がまだ眠ってるときにそんな計算できませんからね。

下記にYOSHIMURA Yuuさんのテキストリンクを貼っておきますね。

コーヒードリップのためのアプリを作った (zenn.dev)

まとめ~4:6メソッドでおいしいコーヒーを淹れよう~

4:6メソッドはとても再現性と汎用性の高い抽出方法です。

「簡単においしく抽出できる」

これはほんとに素晴らしいことなので、ぜひ皆さんも真似してみてもらえたらと思います。

それでは、楽しいコーヒーライフをお過ごしください。