コーヒーの勉強方法を超解説!独学におすすめの本から通信講座まで完全攻略
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自分に向いてる勉強方法を知りたい
コーヒーにハマると、コーヒーの淹れ方や様々な知識について、もっと詳しく知りたくなります。
ですが、具体的にどうやって勉強したらいいかがわからないですよね。
この記事では、コーヒードリップ歴3年のコーヒー好きが、コーヒーの勉強方法について解説します。
様々な勉強方法のメリットやデメリットと、おすすめのYouTubeチャンネルやサイト・ブログも合わせてご紹介。
自分にピッタリの勉強方法が、きっと見つかりますよ。
- コーヒーの基礎知識を学ぶなら独学で十分
- 書籍やブログ・サイトを見て学習可能
- ただし1人での勉強が難しいなら通信講座の利用もあり
コーヒーの勉強は趣味でもビジネスでもメリットあり
コーヒーを勉強してコーヒーの知識を得るメリットは以下の通りです。
- 美味しいコーヒーが淹れられる
- 豆や産地の特徴がわかるようになる
- 仕事に活かせる
順番に解説します。
美味しいコーヒーが淹れられるようになる
コーヒーを勉強する最大のメリット。それは、おうちで本格的な美味しいコーヒーが淹れられるようになることです。
豆の選び方や挽き方、淹れ方を理解することで、自分の好みに合ったコーヒーを楽しむことができます。
ただの朝の一杯だったコーヒーも、美味しく淹れられるようになると、飲むだけでなく淹れることがどんどん楽しくなってきます。
知れば知るほど、コーヒーの世界がより深く魅力的に感じられるでしょう。
豆や産地の特徴がわかるので自分好みの豆が選べるように
豆の種類や産地に関する知識を得ることも、コーヒーを学習するメリットです。
各地のコーヒーの特徴や味わいの違いを理解することで、淹れ方の工夫や、フードとのペアリングが見えてきます。
豆を買うときも、これまでよりも高い精度で、自分が飲みたい味わいの豆を選べるようになるでしょう。
コーヒー知識は仕事にも活かせる
コーヒーの知識は、仕事においても役に立ちます。
例えば、カフェや飲食業界で働いている場合には、知識や技術を身につけることで、より美味しいコーヒーを提供できるようになります。
また、深い知識を付けてコーヒーに関する資格を取れば、お客様により安心感や信頼感を与えることも可能です。
「なぜこの豆が、この淹れ方が美味しいのか」、ぼんやりと理解していたことに、きちんと知識を得て裏付けを取ることも、プロには重要なことと言えます。
コーヒーの勉強方法は4つ!自分に合った方法で知識を増やそう
コーヒーの勉強方法は大きく分けて4つ。それぞれのメリット・デメリットはこんな感じです。
学習方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
独学 | 自分のペースでできる 自宅で学習可能 学習コストが低い | 知識が偏りがち 不明点の質問ができない |
カフェで働いて学ぶ | 実践的な知識・技術が手に入る 学びながらお金も稼げる | 働けない人や転職できない人もいる 働く場所により得られる知識が限定される |
スクール | プロから専門的な知識を学べる 最も学習効率が高い | 学習コストが高い 通学が必要 |
通信講座 | 自分のペースでできる 自宅で学習可能 プロ監修の教材で学べる 資格が取得できる講座もある | 学習コストが高め |
ざっくりまとめると、独学・通信講座は自宅で自由に学習可能。
手軽に始められるので、この学習方法を取っている人は多い印象です。
スクールやカフェ・喫茶店で働きながらの学習は、より実践的・専門的な知識や技術が身に付きます。
ですが、生活環境を大きく変えることにもなるので、現実的に難しい人も多いでしょう。
また、学習にかかるコストも忘れてはいけません。
学習方法 | 学習コスト |
---|---|
独学 | 5千~1万円 |
カフェで働いて学ぶ | 0円 |
スクール | 10万~100万円? |
通信講座 | 4万~12万円 |
独学での学習にかかるコストは書籍代だけです。
一方、コーヒー専門のスクールや通信講座は、学習コストが高額になります。
特にスクールの場合、ものによっては1つの授業につき数万円かかることもあり、トータルのコストは計り知れません。
非常に深い知識や技術を学ぶことができますが、経済的にかなり余裕がある人向けと言えます。
通ったり働いたり、環境を変えるのが難しい人は、独学か通信講座での学習がおすすめ。
コストも低く、誰でも簡単に始められるうえ、自分のペースで学習することができます。
ただし、独学の場合は問題集などがないので、アウトプット型の学習ができず、実際に知識が身に付いているか、わかりづらいのが難点です。
最も手軽な分、学習方法を工夫しないと身に付きにくいことは理解しておきましょう。
独学でコーヒーを勉強するならメインは書籍
独学でコーヒーを学ぶ際、最も重要な情報源は書籍です。
淹れ方から産地特性、精製方法、焙煎、ブレンドなど、幅広い内容が揃っています。
初心者から少しコーヒーに慣れた中級者くらいまでであれば、書籍だけでほとんどの基礎知識は網羅できるでしょう。
実際に読んだおすすめの本をご紹介
コーヒーの本といっても、その種類は膨大です。
いざ買おうと思っても、どれを買っていいのかわからなくなりますよね。
ここでは、私が実際に読んで参考になった・面白かった、おすすめの本をいくつかご紹介します。
コーヒー「こつ」の科学
コーヒーにまつわる知識をQ&A形式で解説しているのがコーヒー「こつ」の科学。
難しい単語が使われがちなコーヒーの本を、簡単な言葉でわかりやすく説明しています。
コーヒー豆とはなんなのか、酸味や苦味の正体は?なぜお湯を注ぐと膨らむの?など、コーヒーを始めた人が疑問に思うであろうことが満載です。
可愛らしい挿絵がところどころに散りばめられているので、飽きずに読み進めることができます。
珈琲の教科書
コーヒー界では有名な堀口珈琲の堀口俊英さんの著書。
コーヒーとは何か、というところから、焙煎・ブレンド・抽出・生産地の特徴など、広範囲に渡ってコーヒーの知識を得ることができます。
コーヒーの科学
こちらはコーヒーの味わい、焙煎、抽出などについて、科学的な観点から解説した本。
文字が多めの内容で、難しい単語も多数出てきますが、コーヒーにドハマりした人なら読んでて飽きることはないはず。
かなりマニアックな内容なので、中級者以上になってから読むのがおすすめです。
世界一の4:6メソッドでハマる美味しいコーヒー
コーヒー抽出の技術を競う大会で世界チャンピオンになった、粕谷 哲さんの本。
4:6メソッドと呼ばれるコーヒーの抽出に関する考え方、世界を獲った技術が惜しげもなく掲載してされています。
メソッドの詳細は、160ページ中の5、60ページくらいのボリュームですし、ぶっちゃけYouTubeなどでも公開されていますが、たっぷりの写真付きでゆっくり見られるので、個人的には書籍の方がお気に入りです。
世界チャンプの技術を真似したい、美味しいコーヒーを淹れてみたいといった、初心者から中級者の人におすすめです。
1人での学習が難しければ通信講座を利用しよう
やっぱりなにを学習すればいいかわからない人や、1人での学習が続かない人は、通信講座を利用してみてはいかがでしょう。
プロが監修した教材を使って、効率よくわかりやすく学ぶことができます。
多くの通信講座は資格の取得も兼ねているので、コーヒーに関わる仕事をしたい人にとっては、知識を得ながら信頼性・権威性も身につけるチャンスです。
- 趣味・ビジネス両方におすすめのコーヒーソムリエ
- 初心者の最初の学びにおすすめのコーヒースペシャリスト
- ドリップ技術を磨きたい人向けのUCC匠の珈琲講座
1人で勉強するのが難しい人は、ぜひ検討してみてください。
趣味にもビジネスにもおすすめなのはコーヒーソムリエ
コーヒーソムリエではコーヒー豆の知識、淹れる方法などを熟知し、実践できる人が求められます。
コーヒーの歴史や生豆の選び方、豆の違いによる焙煎やカップの種類など、コーヒーの生産から提供までをトータルで学ぶことが可能です。
しかも、コーヒーソムリエと同時にカフェオーナー経営士の資格についても学習できるので、1つの講座で2つの資格を目指せます。
試験免除で確実に資格が認定されるコースや、サイフォンの器具がついてくるコースもあり、より本格的に学びたい人向けの資格といえるでしょう。
コーヒーを仕事にしたい人、将来カフェの開業を考えている人におすすめの資格です。
初心者が手始めに学ぶならコーヒースペシャリスト
コーヒースペシャリストはコーヒーを淹れる技術はもちろん、ラテアートやフードペアリング理論に基づいたスイーツレシピなども学ぶことが可能です。
頑張り次第では1ヶ月で資格の取得が目指せますが、web上の教材を使ってすきま時間で学習を進めることもできます。
ただ、標準学習期間が1ヶ月なため、他の資格に比べて情報の密度が少し薄いかもしれません。
そのため、コーヒー初心者がコーヒーについて軽く学ぶにはちょうどいいレベルといえるでしょう。
関連記事:コーヒースペシャリストってどんな資格
アレンジレシピやドリップ技術を磨くならUCC匠の珈琲講座
コーヒー大手「UCC」の学びを受けられるのが「UCC匠の珈琲講座」。
普通のコーヒー講座と異なり、コーヒーのドリップ技術やアレンジレシピなどに特化しています。
コースは「おうちdeカフェコース」と「ドリップマスターコース」の2つ。
ドリップマスターコースでは、専門の講師の方のアドバイスを受けて、よりレベルの高いドリップを目指しながら、課題に合格すれば「uccドリップマスター」の称号を得ることが可能です。
ドリップマスターコースよりリーズナブルなおうちdeカフェコースは、添削や抽出器具の提供はなく、資格の認定もありません。
ですが、ドリップマスターコースと同じ内容の教材(テキスト&DVD)で、アレンジメニューやスイーツの組み合わせなど、おうちカフェを充実させる方法を学習することができます。
リーズナブルに受講できるので、資格の認定は不要という人にはとてもおすすめです。
関連記事:UCC匠の珈琲講座ってどんな講座?
プロ配信のYouTubeもかなり参考になる
YouTubeでもコーヒーの勉強はできます。
基礎知識の動画もありますが、器具のレビューやアレンジコーヒー、実験など、プロの人たちがどんな視点でどんなことをやっているのかを知ることができます。
コーヒー系ユーチューバーもたくさんいますが、私がよく見ているのは以下の3チャンネルです。
ただし、YouTubeはあくまでエンタメです。
基礎的な知識を養うというより、書籍などに載っていない豆知識の取得や、プロの目線を知るといった目的で見るとよいでしょう。
また、YouTubeはユーザーの興味のありそうな動画がどんどん出てくるので、関係ない動画で時間を浪費しないように気を付けないといけません。
気が付いたら学習せずに数時間経過していた、なんてことのないようにご注意ください。
/岩崎泰三 -Coffee Journalist Taizo Iwasaki –
日本に50数人しかいないと言われる「コーヒー鑑定士」の資格を持つ岩崎泰三さんのチャンネル。
卓越した味覚・嗅覚と洞察力で、コーヒーの素晴らしさをひたすら発信しています。
豆や器具のレビュー、ブレンド知識、飲み比べなど、動画のジャンルは様々。
コーヒーに対する愛が溢れまくっている動画は、見ていて気持ちがいいですよ。
URL:https://www.youtube.com/@taizocoffee
TETSU KASUYA World Brewers Cup Champion
チャンネル主は、ドリップの世界チャンプである粕谷 哲さん。
特定の豆をおいしく淹れる方法を模索したり、ドリップ世界大会参加者の淹れ方を考察したりと、ただレビューするだけではない学びがあります。
粕谷さんはファミマのコーヒーの監修もされていて、開発の裏側の話も聞けたりして面白いですよ。
URL:https://www.youtube.com/@TetsuKasuya
トモヤの珈琲塾
コーヒーインストラクター1級の塾長トモヤさんのYouTubeチャンネルです。
動画の内容としては、豆や器具のレビューが多め。
気になってるあの器具あのマシンの使い勝手を知ることができます。
URL:https://www.youtube.com/@tomoyanocoffeejuku
書籍にない情報が眠っているサイト・ブログも面白い
コーヒーについて発信しているサイトやブログにも、面白い情報がたくさん眠っています。
スマホさえあればいつでも見れるので、すきま時間での学習に使うのがおすすめです。
ただし、ブログやサイトはプロではない人が発信していることも多々あります。
情報が正しいかどうかは見極めが必要なので注意しましょう。
関連記事:コーヒーやおうちカフェの勉強におすすめのブログ・サイト
国内最大級のコーヒーメディア コーヒー豆研究所
コーヒーのレビューやコーヒーの知識など、幅広く情報を発信しているコーヒー豆研究所。
コーヒーソムリエ資格を持つ運営者:柏倉さんと、プロのバリスタの方々が監修した記事群からは、広角的かつ濃密な情報を得ることができます。
独自でコーヒー豆も販売(ラボカフェ)されているので、ラボカフェのコーヒーを飲みながら、コーヒーの勉強をしてみてはいかがでしょう。
焙煎や開業が学べるAFRO BLOG
焙煎歴13年でカフェ・ショップ開業のコンサルもされている、市川ヒロトモさんのブログです。
焙煎の基本知識・コツや、カフェ・コーヒーショップ開業に関する情報がまとめられています。
YouTubeもやられていて、手網焙煎のやり方をわかりやすく説明したり、カフェ開業のセミナー動画を公開したりしています。
プロの生の情報が見れるので、焙煎・開業に興味がある方は必見です。
URL:https://afroaster.com/#google_vignette
おうちカフェを楽しく美しく魅せるCAFICT
コーヒーの勉強とは少し違いますが、ぜひおすすめしたいのはCAFICTです。
コーヒー豆や器具のレビュー記事が多くありますが、なんといってもサイトや写真が美しい。
YouTubeもされているので、動画とサイト、両方からおうちカフェの魅せ方などを学ぶことができます。
コーヒーを勉強するならスマホアプリを入れておこう
コーヒーを学ぶ際は、スマートフォンアプリを活用するのもおすすめです。
日々何気なく飲んでいるコーヒーも、
- どんなコーヒーを
- どんな淹れ方をしたら
- どんな味になった
こういったことを記録することで、コーヒードリップの理解を深めることに繋がります。
コーヒー手帳
自分が飲んだコーヒーの様々な情報を記録しておけるコーヒー手帳。
豆の産地、買ったお店、価格などの各種情報から、苦味・酸味などの味覚に関する情報を5段階のチャートで記録できます。
画像も保存できるので、豆やパッケージの写真、淹れたコーヒーの写真も残しておくことが可能です。
Kopi
Kopiは抽出のレシピを記録できるアプリです。
豆の種類、焙煎度・日、豆の量、水の温度、抽出時間や使った器具など、各情報を詳細にレシピとして残すことができます。
風味の評価はできませんが、メモ欄があるので、自分の言葉で味わいを表現することは可能です。
BrewCoffee
学生さんが開発した、4:6メソッドの対応に特化したアプリ。
豆の量や水との割合を入力すると、ややこしい湯量の計算を自動でやってくれる優れものです。
タイマー付きなので、どのタイミングでどれくらいのお湯を注げばいいかわかるのもありがたいところ。
キッチリ量ってドリップしたいときに重宝するアプリです。
まとめ~コーヒーの知識をつけてコーヒーの世界をもっと楽しもう!~
コーヒーの世界はとても奥が深く、専門的なレベルのことは実際に働いてみたり、スクールに通ってプロに聞いてみないとわからないことがたくさんあります。
ですが、基礎的な知識をつけるだけなら、独学で十分です。
書籍を読んだりYouTube・ブログを見れば、大半のことはわかります。
ただ、1人での学習が難しい人には、通信講座の利用がおすすめです。
プロが監修したわかりやすい教材で、幅広い範囲を効率よく学習することができます。
もし抽出器具を持っていなくても、器具付きの講座を受講すれば、器具を手に入れつつ学習することが可能です。
自分に合った学習方法でコーヒーをより深く知って、もっとコーヒーを好きになってくださいね。