レギュラーコーヒーってなに?いろんな○○コーヒーとの違いも解説

こんにちは
コーヒーとスイーツを愛するブロガーKすけ(@desertandcafe)です。

カフェなどに入ってとりあえず注文することも多いレギュラーコーヒー。

そもそもレギュラーコーヒーってなにを意味しているのかご存知ですか?

今回はレギュラーコーヒーとはいったいなんなのか。
また、世の中にある○○コーヒーとの違いについて説明していきます。

意味を理解して、よりコーヒー生活が楽しくなればと思います(^^♪

ちなみにこの記事の結論はこんな感じです。

  • レギュラーコーヒーはコーヒー豆を焙煎したもの、また焙煎した豆を挽いたもの
  • インスタントコーヒーはコーヒーをフリーズドライしたもの
  • レギュラーコーヒーは和製英語ではない

レギュラーコーヒーってなに?

日本の全国公正取引協議会連合会が設定した公正競争規約によると、

この規約において「レギュラーコーヒー」とは、コーヒーノキの種実を精製したコーヒー生豆(以下「コーヒー生豆」という。)を焙煎したもの(以下「煎り豆」という。)及び煎り豆にコーヒー生豆を加えたもの並びにこれらを挽いたものをいう。

出典:レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約(平成30年6月更新) (jfftc.org)

ということです。

なんかこちゃこちゃ書いてありますが、要はコーヒー豆を焙煎したもの、もしくはそれを挽いたものということですね(^^)

インスタントコーヒーとの違いは?

上記の通り、レギュラーコーヒーはコーヒー液抽出前の焙煎した豆、もしくはそれを挽いてある状態のことをいいます。
対してインスタントコーヒーはコーヒー液を抽出後、抽出した液を乾燥させて粉末状にしたものです。

違いをわかりやすくいうと、
・なんらかの器具を通してこれからコーヒーを抽出するものがレギュラーコーヒー
・お湯をかけたら出来上がりのものがインスタントコーヒー

ですね。

レギュラーコーヒーは和製英語?

レギュラーコーヒーが和製英語と言われることがたまにありますが、和製英語というのは、海外では通じない、日本で作られた言葉のことです。

英語の「レギュラー」には「いつもの」とか「普通の」といったような意味合いがあります。

なので海外でレギュラーコーヒーを注文すると、場所によって
「ミルクや砂糖を加えたコーヒー」が出てきたり
「ミルクも砂糖も加えないコーヒー」が出てきたりと、
その土地ごとの「普通」によって変わるようです。

ですので、和製英語というよりは、「その言葉を使用する地域によって意味合いが変わる英語」というのが正しい表現かもしれませんね。

他によく聞くコーヒーとの違いは?

コンビニ・スーパーに並んでいる商品や、カフェに行ったりすると、色んな○○コーヒーがありますよね^^;

その中でもよく見るものをご紹介します。

ストレートコーヒー

単一の産地の豆を100%使用しているコーヒーをストレートといいます。
産地によって異なる風味をダイレクトに感じることができます。

ストレートのことを「シングル」や「シングルオリジン」と呼ぶこともありますが、実は意味合いが少し違います。

ストレートは国やエリア単位などの大きなくくりでまとめますが、シングルオリジンは生産者や豆の精製方法、収穫した時期などをそろえたもので一単位としています。

農園(生産者)ごとのこだわりなどが風味となってあらわれますので、同じ生産国の違う農園でつくられたコーヒーで飲み比べをするのも楽しいですね(^^♪

ブレンドコーヒー

複数の銘柄のコーヒー豆を混ぜ合わせて(ブレンドして)あるのがブレンドコーヒーです。

コーヒー豆は種類や産地、焙煎度などによって風味が違います。
複数種類の豆をブレンドすることによって、単一の豆から抽出したコーヒーとは違った風味を作り出すことができます。
ブレンダーさんの腕の見せ所ですね(^^)

また、ブレンドの表記にもルールがあり、例えば「キリマンジャロブレンド」と記載されている場合、キリマンジャロの豆を「生豆の状態で30%以上」使用している必要があります。

ブラックコーヒー

その名の通り、ミルクやクリームなどを入れずに真っ黒な状態のコーヒーのことです。

砂糖が入っていても色は変わらないのでブラックコーヒーと呼べるのですが、最近は「何も」入れていないコーヒーのことをブラックと呼ぶことが多いですね^^;

ちなみに、コーヒーをブラックで飲むのは日本人だけ、といわれがちですが、海外にも一定数はブラック派は存在します。

アメリカンコーヒー

これこそまさに和製英語ですね(^^)
アメリカの方が自国のコーヒーを「アメリカンコーヒー」と呼ぶことはありません。

戦後まだ深煎りのコーヒーが主流だった日本に対し、アメリカ人がよく飲んでいたのが、
浅煎りのコーヒーで淹れた「アメリカ式」のコーヒー
だったので、「アメリカンコーヒー」と呼ばれるようになった、といわれています。

アメリカンコーヒーの特徴としては、焙煎度が浅い豆を使用して、多めのお湯で抽出することによって、苦味よりも酸味を感じやすい風味になることです。

また、ただのコーヒーをお湯割りにしたものをアメリカンコーヒーと呼ぶことがありますが、正確な表現ではないですね^^;

また、アメリカーノコーヒーというものもあり、アメリカンコーヒーとは別物ですが、それはまたの機会に(笑)

まとめ〜レギュラーコーヒーは液を抽出する前の豆か粉の状態〜

まとめますと、レギュラーコーヒーの定義はコーヒー豆を焙煎したもの、また焙煎した豆を挽いたものです。

なんらかの器具を通してこれからコーヒーを抽出するのがレギュラーコーヒーですが、抽出したコーヒーをフリーズドライにして、お湯をかけたら出来上がる状態にしてあるものがインスタントコーヒーとなります。

また、「レギュラーコーヒー」というのは和製英語ではありません。
「レギュラー」には「普通の」「いつもの」といった意味がありますので、海外で「レギュラーコーヒー」を注文すると、その土地土地の「普通の」コーヒーが出てきます。

もし海外に行くことがあれば、注意してくださいね^^;

カフェやコンビニの商品で見る○○コーヒー、よく見かけるものとレギュラーコーヒーの違いについてはこちら。

  • ストレート=単一の産地の豆を100%使用しているコーヒー
  • ブレンド=複数の豆を混ぜ合わせてあるコーヒー
  • ブラック=ミルクやクリームを加えていない黒いコーヒー
  • アメリカン=浅煎りの豆を使用して多めのお湯で淹れたコーヒー

意味が分かると実際に購入するときに悩まずにすみますね(^^)

世の中には似たような言葉があふれていますので、それぞれの違いを理解して、正しく使っていきたいですね。

それでは、楽しいコーヒー生活をお過ごしください(^^♪

参考