こんにちは
コーヒーとスイーツを愛するブロガー Kすけ(@desertandcafe)です。
コーヒー豆を買うときに商品名の横辺りに書いてある「ピーベリー」の文字。
お店の人に聞くのは気恥ずかしくて、よくわからないまま買っていませんか。
わたしもそうでした(笑)
コーヒー豆のショップに行くと、「豆買いにきてるんだからこれくらい知ってるよね!」みたいな雰囲気が出ているときがあって、なかなか聞きづらいものです^^;
そのあとも、よく知らないまま、ピーベリーが売っていたらとりあえず買っている、という人も多いかもしれません。
一度試してみて好きだった、ということであれば問題ありませんが、「普通と違うから」「希少性が高いから」、とよく知らないまま飛びつくのは、少しもったいない気がします^^;
今回はそんなピーベリーについて、普通の豆との風味の違いや特徴などをお話ししたいと思います。
今回の結論はこんな感じ
- ピーベリーは丸い豆
- 風味に大きな差はない
- 値段は高くなりがち
ピーベリーとは

ピーベリー(peaberry)とは、丸い形をしたコーヒー豆のことです。
通常のコーヒー豆は、コーヒーチェリーという実の中に向かい合うように2つできるため、片面が平たくなります。
これを平豆(flatbean)と呼びます。
本来はチェリーの中に2つできるはずのコーヒー豆ですが、なぜか豆が1つしかできないことがあります。
豆が1つしかできないため、チェリーの中で豆は丸く育ちますが、通常のコーヒー豆より少し小さいものが出来上がります。
この小さく丸い豆のことをピーベリーと呼びます。
なぜこのようなことが起きるのかはまだ解明されていませんが、枝の先端のチェリーで発生しやすいことから、栄養がしっかり行き届かないことによって、豆が1つしか育たないのではないか、と考えられています。
風味に違いはある?

風味は普通のコーヒー豆(平豆)とは違うのでしょうか。
ピーベリーは形が小さく丸いため、焙煎が均一に行われやすいと言われます。
焙煎が均一ということは、味のムラが出にくいということですね。
また、本来コーヒー豆2つに分散するはずだった栄養が1つに集約されるため、風味の特性が出やすいとも言われています。
小さいからといって、風味が劣るわけではないということですね(^^)
値段は高い?

ピーベリーは同じ産地の平豆と比べると、少しお値段が張ります^^;
その理由として、収穫量がコーヒー豆全体の5%前後くらいしかなく、非常に希少性が高いことがあげられます。
また、収穫の際、どのコーヒーチェリーにピーベリーが入っているかはわかりません。
コーヒーチェリーを収穫した後、欠点豆(虫食いや規格外など)をはじくためにハンドピッキングをしますが、そこでピーベリーだけを取り出すといった作業が発生します。
こういった通常よりも手間がかかるということも、平豆よりも値段が高めになる要因の一つです。
将来的にピーベリーが発生する理由が判明し、意図的にピーベリーを作ることができるようになれば、もう少し安くなるかもしれませんね(笑)
まとめ~ピーベリーは小さくて丸くてかわいい~

まとめいきましょう。
- ピーベリーは丸いコーヒー豆のこと
- 風味は凝縮されていて、豆の個性が出やすい
- 少し値段が高い
ピーベリーとは丸い形をしたコーヒー豆のことです。
通常はコーヒーチェリーの中に2つできるコーヒー豆ですが、コーヒーノキの枝の先端がなんらかの異常を起こすことで、コーヒーチェリーの中にコーヒー豆が1つしかできないことがあります。
形も丸くなり、通常よりも少し小さめの豆ができますが、この少し小さく丸い豆のことをピーベリーといいます。
ピーベリーは平豆よりも小さく、風味が落ちるようなイメージを持たれる方もいますが、2つ分の栄養が1つに凝縮しているため、豆の個性がでやすいです。
そのため、平豆よりもピーベリーの方が好きという方も一定数いますが、ピーベリーは希少性が高く、収穫時に手間もかかるため、少し値段が高くなります。
ピーベリーを一度試してみて、平豆とどちらが好きか判断してみれば、今後コーヒー豆を買うときの指標になりますね。
ちなみにデカフェのピーベリーはまだ見たことがありません^^;
存在しているかどうかもわかりませんが、いつか出会えたら飲んでみたいものです(^^)
ピーベリーと平豆、自分がどちらが好きかを知って、もっとコーヒーライフを楽しみましょう(^^♪